結婚相手に迷った時の見極め方

交際している相手との結婚に踏み切って良いのか

心配になる時があるものですが、その様な不安は

理屈では説明出来ません。

素晴らしい結婚条件を満たしあっていても、

幸せになるとは限りませんし、他人からは

理解出来ない様な個性的な結婚条件の二人が

とても幸せに暮らし続ける例も沢山あります。

意識できる相性だけでは割り切れない

部分があるのです。

交際期間は、多かれ少なかれ噛みあわない

部分を、無理に合わせてしまいがちですが、

生活を共にしていくようになると、それもまま

ならなくなります。

社会的な関係性を優先して、精神的な部分は

他の要素で補うこともありますが、長期的に

考えるとあまり得策ではありません。

交際期間に本気でケンカをすれば、よほど相性が

良くないと別れてしまいますが、結婚生活では

本気で向き合う機会が我慢していても

多々発生します。

どんな理由でケンカを始めたとしても、よくよく

考えると毎回同じ様な構図にはまっていると

感じるパターンが見えてくるものです。

それは黙って不満を感じていても同じです。

対等なケンカなら成長の機会としてまだマシかも

知れません。

相性が良ければ時間と共に忘れていきますが、

相性が良くないと葛藤が蓄積され場合によっては

憎悪になります。

そういう部分を占う時に参考になる一つが、

ドラゴンテイルです。

これは相性の有無を観るのではなく、ケンカが

深刻になった時にぶつかり合うお互いの

みたいな部分を観るのです。

最初にお断りしておきますがドラゴンテイル

そのもが闇を意味するわけではありません。

ケンカでお互いの人格が揺れた時に初めて

自覚する地面みたいな部分です。

地面ですから、揺れて(ケンカや不満を感じて)

自覚するといった形になりますが、二人の土台

でもあるので、発展する時の基礎部分にも

なるわけです。

実例と共に観ていきます。

男性パートナー

ドラゴンテイルのサビアン度数天秤座3度です。

女性パートナー

ドラゴンテイルのサビアン度数乙女座7度です。




男性パートナーの、サビアン度数天秤座3度の

スタイルは、状況に流されるというか、

拒否出来ない点です。

本人が自覚し発揮する性格が社交的であったり、

能動的であったりしても、そのベースとなる

地面の様な部分が、状況の流れに対して

選択の余地がないのです。

この男性にとっては、状況に合わせることが、

あまりにも当然、自明のことなので

状況の改善のために働きかけることなど

思い浮かびません。

自分の周囲の環境を改善するとかではなく、

どう利用できるかといった様な思考、

発想になるのです。

これ自体は一つの個性ですから、問題は

全くないのですが、この土台に女性パートナーの

土台がぶつかると話が違って来ます。

女性パートナーのサビアン度数乙女座7度は、

相互依存的な関係性を利用して成長しようと

するので、まず最初にパートナーに尽くすことを

始めます。

これも一つの個性であって問題はありませんが、

問題は男性パートナーの受け止め方です。

ドラゴンテイルがサビアン度数天秤座3度の

場合は、尽くされている状況を自分の立ち

位置として当然と思うのです。

それは傲慢な理由ではなく、与えられているから

受け取らなくてはならないと言う様な義務感に

近いものなのです。

極端に言えば自分に合わない尽くされ方で

あっても、それに合わせてあげるような感じです。

女性パートナーも無自覚な衝動で自分の資質が

発動していても、基本的に愛情の発露であることには

間違いないので、ある程度男性パートナーの

ニーズに合った尽くし方をしますから、

感謝されて二人にとって快適な状況が

一定期間継続されます。

問題はその後です。

与えられている状況に対して取りあえずは

受け取るという前提が無意識に働いている

男性パートナーに対して、まず尽くして、

それから相手からある種のリターンを無意識に

期待している女性パートナーとの間にある種の

亀裂が走り始めるのです。

男性パートナーはドラゴンテイルが

サビアン度数天秤座3度ですから、与えられている

状況を受け取らねばと無意識に思い、

女性パートナーはドラゴンテイルが

サビアン度数乙女座7度なので、無意識にリターンが

あることを求めながら、期待する反応が得られるまで、

あの手この手で尽くすのです。

男性パートナーは次第にヒートアップしていく

サービスの良さに戸惑いながらも慣れていきますし、

そもそも基本的に善意と思っているので過剰さを

感じながらも無意識的姿勢のまま受け入れていきます。

無意識にある期待が満たされない女性パートナーの

苛立ちは極限に達してやがて爆発に至ります。

どのように爆発するかは土星星座の度数も

参考にすると良いかも知れません。

この女性パートナーの土星はサビアン度数

牡牛座18度です。

これは貯めに貯めた思いを一気にぶちまける

サビアン度数なのですが、ここだけを見ても

特になぜ恋愛や結婚関係でそうなるのか、

理解出来るようになります。

そして興奮が冷めて話し合いが可能な

状況になると、男性パートナーからは、

善意の押し付けはいらないとか、

無理はしなくて良いという様な意見になり、

女性パートナーは、自分の努力を当然と

思っているとか、何をしてあげても

気が付かない等の意見になります。

この様なケンカのパターンはドラゴンテイルに

対して無意識でいる間は定期的、周期的に

発生することになります。

男性パートナーはどんなに責められても、

全人格の土台部分なので相手の言い分が

意味不明でしょうし、女性パートナーは、

そもそも相手に本当は何を求めているのかが

分かっていないので、男性パートナーの

些末なことをあげつらうしかなくなります。

そして、この男性パートナーの土星は、

サビアン度数牡羊座21度なので、あまり文句を

言われるどこかで戦闘態勢に入り始めるのです。

以上がお互いがそれぞれのドラゴンテイルに

無自覚な場合です。

相性が良ければ、その不毛さに辟易しまがらも、

何度もお決まりのパターンのケンカを繰り返しては、

やがて仲直りするということの繰り返しで

済むかも知れませんが、自覚的に取り組めば

発展的に扱うことが出来る部分なので、非常に

もったいないことなのです。

きっかけが何であっても、パターンは同じです。

現実的な解釈をすれば、この様な場合の

ドラゴンテイルの使い方は、過去世からの

影響と言われますが現実的には、育つ過程で

身に付けた家庭での処世術みたいなものですから、

どんなに事実を突き合わせて議論しても

それぞれの前提が異なるのでまるで

噛み合いません。

あえて言えば育ち方の相性みたいなもの

かも知れませんが、気持ちや体の相性とは異なり、

愛情と取り組み方の問題であって、

絶対的なものではありません。

ただそれぞれの人格のベースみたいなものなので、

無自覚に衝突するから、かなり痛い思いをするのです。

でもベースですから、生かせれば二人で生きる喜びは

何倍にも膨らみ易くなります。

噛み合った状態を意識的に作り出すのです。

今回のカップルは、男性パートナーが、

サビアン度数天秤座3度で、女性パートナーは、

サビアン度数乙女座7度です。

四元素は、風と地の関係で、三区分では

活動宮と柔軟宮です。

乱暴な言い方をすれば、育ち方がかなり違います。

比較的クールな判断の仕方をする男性パートナーに

対して、女性パートナーは、感覚的に判断するので

冷たいと不満を持ちます。

批判されても、いつでもちやほやとしないと

いけないのかという不満を男性パートナーに

持たれるのです。

ここでも噛み合いません。

天秤座は活動宮なので、好きに動きますが、

一緒にいる以上は乙女座の女性パートナーは、

変化する活動の隙間を埋める作業をしなくては

いけないと感じるので、許容範囲を超えて来ると

ストレスになります。

しかし男性パートナーは、そんなことを

求めていないので、ここでも噛み合わないのです。

男性パートナーの調子が良くてリーダーシップを

取れている期間ならば、自分の枠にこだわる

女性パートナーに対して、より深い理解を

もたらすことが出来ます。

自分自身が決めた範囲だけをきちんとすれば

安全だと思っている女性パートナーに対して

より自由になれる視点を提示することが

出来るのです。

これは大変なことですが、結果的に

女性パートナーは今までにない自分の

可能性を感じられるようになります。

女性パートナーが調子が良くてリーダーシップを

取った場合は、男性パートナーは、閉鎖的に

なっていきます。

閉じられた心で一つの関心を掘り下げていければ

上手くいっていると言えます。

二人で生きるということは、その時々でどちらかが

精神的、肉体的に引っ張っていきますから、

相互に作用を受けながら変化していくものです。

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この生きてきた土台同士の衝突する力はかなり

大きいもので、お互いのキャラクターの印象を

変えるほどのものになります。

「誰々と付き合ってあの人は

変わってしまった」とか、

「あの人と結婚しなければこんなことには

ならなかった」、

もちろん、良い方向に変わるということも

多々あります。

多くの人は理性的な結婚相手の条件と

感情等の相性のバランスで判断します。

バランスの取り方に価値観が表れますが、

それは案外好みの問題であって、

悩んでいるようで意外とそうでも

なかったりするのです。

今回、参考になってもらっている男性パートナーは、

サビアン度数天秤座3度なので、天秤座特有の資質を

ナチュラルに発揮する段階なのですから、なぜ自分が

そのように振る舞うのかということについて

選択の余地がありません。

取り巻く状況に決められてしまうのです。

その中で良いものを見付けられるかどうかが

鍵になるのですから、作為的になっても

仕方がありませんし、

計画の立てようもないのです。

そうなってくると、まだ女性パートナーの

サビアン度数乙女座7度の方がある意味、

意識的な選択が出来ます。

男性パートナーを対象にした相互依存という

関係性の特殊な圧縮を繰り返すのです。

これは状況に流されない相手の男性に仕掛けるのは

非常に難しいことです。

なぜなら相互依存の尽くす部分だけを

利用される形になります。

状況に巻き込まれる相手でないと

逃げ出してしまいますし、

そもそも相互依存が成立しないのです。

圧力鍋のフタがきっちりしまってくれないと

圧力があがらないのです。

圧力があがらなければ化学変化がおきません。

男性パートナーが二人にとって良い化学変化を

起こすには、女性パートナーの圧力加減が

大事ということになります。

お互い様とは良く言ったもので、

女性パートナーにとって

良い変化をもたらす男性パートナーでないと

いけないのです。

そして本当の意味で女性パートナーにとって

何が良い変化なのかは、女性パートナー自身には

分かりません。

その都度その都度、男性パートナーの言動を通して

間接的に知ることになります。

それは自分の有能さで自分を守ろうとして

窮屈な思いをしていた女性パートナーにより

高度な解放をもたらすプロセスでもあるのです。

男性パートナーにとっては、窮屈な思いはしますが、

無自覚に流される資質を自律的に深めていくことが

可能になります。

相互依存という形は、ある種の難しさはありますが、

どんな形にも得て不得手はあるものです。

二人の愛の形なのですから、大事にすれば

必ず良いことがあります。

二人の愛の形がそれぞれにどんな変化をもたらすかを

当事者が知ることは難しいかも知れませんが、

真剣に付き合っている関係ならば、ドラゴンテイルを

人格の土台として観ることである程度の想像が

付くものですし、サビアン度数を読んでも

理解し辛い場合はその解釈を誰かに尋ねてみても

良いかも知れません。

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