ある第4ハウスの冥王星の絶望と再生(親子関係)

sponsored link

第4ハウスの冥王星の一つの現れ方として

ゴミ屋敷があります。

これはある意味変革の意思が損ねる形で

現れたわけですが、変革が成功しなければ

成功するまで受け継がれていきます。

母親の冥王星が第4ハウスにあり、

その子供二人にも第4ハウスに

冥王星がある家族がいました。

第1子の方が受け継いだことは、

一言で言えば後片付けです。

変革には破壊が伴います。

ゴミ屋敷は変革の残骸かも知れません。

すでに変革はなされたのかも知れません。

第2子の方が受け継いだ内容は恐ろしいくらいに、

シンボルそのままの

「荒廃した家の中で燃え盛る暖炉」です。

こうやって書くと記述された物語のように

綺麗に起承転結があるみたいな印象になりますが、

鬱や自殺願望を伴いながら暖炉の火を

燃やし続けているのが現実です。

生きることは綺麗ごとではありません。

人生を切り開く時は太陽的意思を刀のように

振り回して、目の前の難問に挫けずに

前進していかなくてはなりません。

第2子の方の太陽は、サビアン度数牡牛座4度です。

現実に左右されずに希望を持ち続ける

意思が問われています。

では、頑張り続ければ幸せになれるのかというと、

残念ながら辿り着くのは虚無の世界です。

第2子の方の土星はサビアン度数蟹座14度です。

必死に頑張ってきたのに、信じて頑張ってきたのに、

そこには何も無かったという

激しい裏切りの地平線です。

第2子の方が語る絶望は、決して

大袈裟ではありません。

苦しい状況でも何かを守るために

家の中心を維持することを強制されて、

その果てに見たもの、辿り着いた場所に

何も意味がなかったと自覚すれば、

死んでもおかしくはありません。

人はそのようなプロセスを経験すると

空っぽになります。

人は空っぽな状態に耐えられません。

空虚を恐怖します。

恐怖に支配されれば、見境なく家に体に

様々なものを詰め込んで満たそうとします。

それがゴミ屋敷であり過食です。

適切さが失われますから、廃棄、拒食も起こります。

絶望から再生のプロセスはここには書きませんが、

空虚さは勇気を持って向き合えば誕生の空間です。

sponsored link
コメントの入力は終了しました。
error: Content is protected !!