月と冥王星の苦しみの先にある希望

月と冥王星がアスペクトを作ると過剰な力が

流れ込むので、落ちついた心持になるのは

難しいです。

個人が把握仕切れない冥王星のパワーが

月という極めて個人的な領域にチャージされ

続けるのですから、封じ込めようとすれば、

安全弁のない圧力釜みたいに爆発します。

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かと言って不安定さを勧めているわけでは

ありません。

安らげない(特に幼少期から成人するまで)ことや、

私生活が安定しないことを嘆くよりも前向きに

捉えるべきです。

生年月日、生まれ時間が正しければ、全体に

ある種の整合性があるはずですから、

バースチャートのどこかに、留まることが

利益にならない要素が、組み込まれているはずです。

そこを起点にして、向上心を持ち続けるのです。

月は非常に小さいので、冥王星からチャージされる

全てをいっぺんに受け止めることは不可能なので、

受け皿を一つ一つ作っていけば良い

という言い方も出来ます。

冥王星のパワーを受け止めるものを

増やしていかないと、いつまでも

自分が小突き回されるような感じになります。

追われるように走らなくてはならなくなるのです。

これは能動的な状態ではないので、ゴールも

分からないまま走らされる辛さがあります。

個人の感覚としては、これは絶望であり、

拷問かも知れません。

苦しみながら走っているのに、ゴールがどこかさえ

分からないのです。

息切れしながらどこまで走るのかさっぱり

分からない状態です。

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ゴールの無い設定は、エゴと肉体を持った

人間にとって罰かも知れません。

この時期に自殺したりすれば、魂は不毛さから

逃れられなくなるでしょうし、

苦しさから逃れるために薬の力を借りたりすれば、

一生そのような傾向から逃れられなくなります。

そんなに辛い思いをして、何の意味が

あるのかと言うと、月と冥王星のアスペクトを

味方にするまでの期間なのです。

本来なら安定したい月を揺さぶる悪魔の様な

冥王星なのか、月に計り知れないエネルギーを

チャージしてくれる神様なのか、

という分かれ目なのです。

分かれ目を乗り越えても客観的には、冥王星のパワーを

受け止める一つの受け皿を作ったに過ぎません。

受け皿を一つ一つ増やしていくことで、

現実的に豊かにもなりますし、

何よりも精神が安定します。

月の相手が冥王星ということは、受け皿作りは

一生続くということです。

月と冥王星のコンジャンクション、スクエア、

オポジション等は、最初の一つ目は、

主観的には途方もない努力、環境によっては地獄

かも知れませんが、それは一つ目だけです。

二つ目は、それよりもずっと楽になります。

一つ目を作り終えて、ダメージが大きくて

すぐに二つ目というわけにはいかない場合も

多々ありますが、その辺りの流れは、個々人で

ケースバイケースです。

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