鬱っぽさと母親問題

母親問題と鬱っぽさを考える事例です。

第1ハウスの支配星が第4ハウスにあって、

そこに月と冥王星のコンジャンクションが

ある場合の例です。

生命力の運用を強烈な母親に依存するので、

かなりこじれます。

同じように第1ハウスの支配星が第4ハウスにあり

冥王星があっても、月が第4ハウスになければ、

母親が強烈なことは変わりませんが、

自分のエネルギーを運用することに関して

母親からの影響を逃れることが出来ますから、

実際に鬱になる前に自立することが出来ます。

エネルギーの運用が困難な場合は、少しでも

楽になるために、他のホロスコープの配置を

確認することでヒントが見つかる可能性があります。

理由はどうであれ、人がエネルギー不足に陥って

鬱っぽい状態になるのは、自分のエネルギーを

自分でコントロール出来ない場合です。

コントロール出来るようになるには、能動的な

立ち位置に自分自身を置いて経験を積み重ねながら

小技を蓄積していくことになります。

本来は、生命エネルギーなので、生きている以上、

枯渇するわけではありませんが、上手く現実の中で

運用出来ないとウツウツしてしまうのです。

実際にエネルギーを上手く運用し易いホロスコープと

そうでない配置のものが確かにありますが、好調に

なる理屈は、同じです。

第1ハウスは、アセンダントからスタートしますが、

アセンダントは、その人が生きるための

生命力そのものです。

身体を持って、この世で活動し続けるならば、

現実の中で自分のエネルギーを放出

し続けなければなりません。

そのような、存在そのものであるアセンダントから

始まる第1ハウスの支配星がどのハウスにあるのか

という流れを通して、上手く自分の生命力を

活用する方法を知ることが出来ます。

様々なバースチャートの中には、第1ハウスの

支配星が収まるハウスに冥王星がある

場合があります。

これは一筋縄ではいきません。

生命力を現実的に上手く生かすために、どうしても

極端な働きが生じてしまうのです。

それでも、コントロール出来るようになれば、

得るものは大きいです。

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