火星と土星のコンジャクションが作り出す殺意

このアスペクトを持っている人は、

無自覚に、ある種の厳格なルールを

自分に適用することが多いです。

そして、そのルールに基づいて、他人も監視します。

「ある種の厳格なル-ル」というのがポイントで、

その人の感性、特に生い立ちから作られた主観に

基づく正義感とも言えるもので、自他を裁く

傾向があります。

父親が憎らしいと言っていた青年がいましたが、

彼の父親にも火星と土星のコンジャクションが

ありましたし、一週間ほど前に自殺された男性の

奥さんにも、火星と土星のコンジャクションが

ありました。

残された奥さんには、夫との関係が

上手くいっていない自覚はありましたが、

まさか自殺されるとは思っていませんでした。

実際に死を選択する重さは当事者でないと

その真実は、分かりかねないものです。

しかし、前出の青年も父親から監視されることに

殺意すら抱いていました。

監視の仕方にも寄るのですが、気配を消して

部屋に近づきいきなりドアを開けて、

「寝ていただろう」と、

頻繁に迫ってきていたそうです。

真面目に勉強しているかの監視だと理解しましたが、

普通の感覚ではないでしょう。

自殺された男性の奥さんの火星と土星の

コンジャクションは、乙女座のなので、

かなり細かい部分に監視が及んでいました。

表だって妻に逆らえないタイプの男性からすれば、

大変なプレッシャーだったろうと思います。

コンジャクションなので、どうしても無自覚に

働いてしまいますが、この管理が良い方に

働くと、鬱っぽい状態を抱えたまま

(現在通院、入院の経験がある女性です)、

同じ会社に20年以上も勤めて

おられるのですが、支えているのは、

火星と土星のコンジャクションだと思われます。

前出の監視する父親もやはり、仕事に対して

非常にストイックに取り組む姿勢を

持っていらっしゃったようです。

コンジャクション自体が、自覚し難い性質が

あります。

本人的には、悪気はありませんが、

自分自身や関わる人に、厳しい影響が

働き易いので注意が必要かも知れません。

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