恋愛の深い悩みは第4ハウスでチェック

金星の魅力を100パーセント出せる人は、

そんなに多くありません。

占星術的理想として、バースチャートのサインに

こだわらずに、全てのサインを体験して

金星そのものの力を発揮するというものが

ありますが、現実においては、難し過ぎるので

除外します。

恋愛に限らず楽しみに関する感受性は、

家庭で作られます。

どんなに第5ハウスの状態が良くても、金星に

ソフトアスペクトが多くても、極端なことを

言えば、第4ハウスに冥王星があれば、

家庭の中で身に付けた価値観が恋愛に対して

大きな心理的な制限を設けてしまいます。

恋愛に対する憧れや嫌悪感の要素、バランスは

家庭で作られて、恋人の選択の段階で

無意識に働き、交際が深まるにつれて

重要な局面で必ず顔を出します。

これは、自分にも好きな人にも言えることです。

第4ハウスの状態が心理的な枷として働くのです。

ここが示す心理的な限界を超えて、相手を

許容することは、怒りの壁に阻まれてしまい

お互いに無理です。

自分自身が育った環境をある程度、客観視

出来ると良いのですが、これも困難なものです。

現実的には、結婚生活の中で、お互いが

それぞれの生育環境で身に付けた様々な資質を

事あるごとに、少しずつ改めていくのです。

この作業は、非常にハードです。

離婚原因にもなります。

常識、善、生きる残るために必要だったこと、

良い感情が背後にあろうが、憎しみや悲しみが

埋まっていようが、家をリフォームするように

一度解体して、作り直すような作業をするのです。

お互いの相性が良いからこそ、辛い作業を

経験しても、しばらくすると何となく

仲直りして、またそのような作業を繰り返します。

非常に難しいものですから、相手が変わってくれるかも

という期待や自分が相手を変えようとするのは

成立しません。

出来ることは、一緒に巻き込まれるだけです。

交際していて「?」と思ったら、第4ハウスは

要チェックです。

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