第5ハウスの月と芸術

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第5ハウスの月は、散財のハウスです。

お金を失って喜ぶと言ったら変ですが、

よくよく聞くと、父親のパチンコ好きが

高じて、借金を重ねていた家庭に

育ったからという父親責任説?を訴えている人と

お話をしたことがありますが、

父親の誕生日を教えてもらってホロスコープを

作ると、一獲千金を狙うタイプの人でした。

金銭は、エネルギーと同じですから

何も金銭そのものを放出しなくても

良い場合もあります。

絵画等、芸術的表現を通して、第5ハウスの月の

欲求を満たす人もいます。

月は自動的に働くので、芸術的表現そのものに

繋がるわけではありませんが、幼少期に

培われた第5ハウスの月を、そのまま

動かしていたくても、収入自体が少なければ

使いたくても、その当てがないことになります。

そうなると、その人が恵まれた資質の中で

遊び始めるのが第5ハウスの月です。

ブリューゲル、ゴッホ、ムンク、ルノワール、

ジオット、ロートレック、デューラー、

モネ、ドガ、ホッパー、ブーシェ、

ホルバイン、ダリ、ボッティチェリ、

グリューネヴァルト、ボス、ラファエロ等々

沢山の画家のことを教えてもらいました。

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第5ハウスの月は、遊び好きですが、

遊ぶには豊かな環境を必要とします。

持っていないものを買ってまで遊べば散財ですが、

自分の環境に豊かにあるもので遊べば、

決して浪費に繋がるばかりではないと

知りました。

個人的には、ヒエロニムス・ボスがとても

印象に残りました。

ボスが描く世界は、幻想なのか、地獄なのか

私には分かりませんが、あのように描いた以上

イメージを持っていたことは、間違いありません。

マックス・エルンストの地獄が、いかにも

地獄のように感じることと比較すると

ボスの地獄は、祝祭空間にも感じられなくもない

不思議さが、奇妙さとなって後を引きます。

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