第6ハウスの月と小鳥

第6ハウスの月は、仕事やルーティンワークの中で

癒しを感じることが多いのですが、月の

オートマチックな性質と相まって、決まり切った

パターンに陥りがちになります。

月サインが乙女座の人も、このような傾向が

強くなりがちです。

月自体は、半分以上眠っているので、どこの

ハウスに入っていてもお決まりのパターンの中に

生きているのですが、第6ハウスの月が

安住する労働は現実の社会の一部に

組み込まれ過ぎていてプライベートとは言えません。

癒しと現実の線引きが難しいのです。

このような傾向が行き過ぎると、存在のそれぞれが

一つに付き、一つの仕組みしかないような

錯覚に陥り易くなります。

小さなカゴに入れられた小鳥が、軒先に

吊るされてさえずっているのは、人の

ためではありません。

第6ハウスの月も仕事をするためだけに

生まれてきたわけでもありません。

小さな小鳥は、人の関心を引きたくて

耳元で大きな鳴き声を出します。

耳がキーンとするくらいの響かせ方を

わざとするのです。

飼い主が疲れて、少し横になると、

わざわざ床に降りてきて、耳の穴に向かって

鳴き始めます。

人間の耳と小鳥の耳は、全く違うのに、

なぜか、小鳥たちは人間の頭の側面にある穴が

耳だと知っています。

第6ハウスの月は、無意識に働き続けますが、

仕事やルーティンワークを一度止めて、

小鳥にとっての人間の耳を探してみたら

新しい発見があるかも知れません。

第6ハウスの月の普通は、少し危険です。

定期的に違う角度に意識を向けることで

月をリフレッシュ出来ます。

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