第12ハウスの月の母は、黄泉の国に住む

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第7ハウスの月は、行動の出発点や

土台である月が、人間関係の第7ハウスに

あることで、対人関係からの影響を

受け過ぎる性質から逃れられません。

同じように、影響を受け易い第12ハウスの月は、

人間関係というよりも、地域全体の空気から

影響を受けるような儚さがあります。

特定の誰かではなく、ローカルな雰囲気

そのものから、直接的に影響を受けるのです。

極端に言えば、土地の雰囲気に

備わる霊のようなものからでも

影響を受けるのです。

例えば、第12ハウスの月を持っていると

月の年齢域の頃であれば、様々なものが、

ダイレクトに月に侵入してくるので、

それが霊的なものとして感じられても

おかしくはありません。

極端なことを言うと、第7ハウスの月は、

人間関係から影響を受け混乱し易く、

第12ハウスの月は、霊から影響を受けると

言って良いかも知れません。

第1ハウスの月も周囲の影響を受け易い月です。

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第1ハウスの月は、周囲の人を真似るという

意味での影響の受け易さなので、

また一味違います。

月は母親を意味するので、第1ハウスの月でも

第7ハウスの月でも、母親の存在は、

かなり色濃く出ますが、そのような観点で言うと

第12ハウスの月の母親は、死者の母です。

実際の母親よりも、母なるものに共鳴

し易くなります。

母なるものとは、肉体という実態を持たない

純粋な母性のようでありながら、その背後に

禍々しい残酷さを隠している女神のような

母親像を求めるのです。

それは、もう生身の女性ではありません。

日本神話であれば、まるで伊邪那美のような

存在かも知れないのです。

子供が慕うわけですから、その美しい部分だけに

憧れるのでしょう。

求めても決して得られない母性です。

探しても絶対に見つからない母親です。

その代わりと言う訳ではないでしょうが、

現実の母親は母性の持つ残忍な部分を隠し持つ

可能性も高くなります。

このような傾向は月と他の天体のアスペクト次第

ですから、また別問題として検討した方が

良い部分になります。

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