12ハウス別、母娘 共依存と『境界線』の作り方

女性の気持ちが常にケアしないとボロボロに

なってしまうのは、密接に母親と繋がっていて、

どこからが自分で、どこからが母親なのか

分かり難いところに根本的な要因があります。

占星術的な視点ですが、月は妻を表します。

その妻はやがて子供を産みますが、

月は子供も表します。

男性はやがて太陽サインを担い、女性は

成長し結婚すると再び月を担うのです。

女性も太陽サインを担う選択肢は当然あります。

これが昔、盛んに言われていた結婚適齢期問題と

大いに関係があります。

自分自身のキャリアを優先して考える

のであれば、やはり人生設計は違った

ものになるでしょう。

このような視点もあると認識していますが、

母親になるという生き方に重きを置いた場合

女性は月から、月として産み落とされて、

そのまま月になる面が強調されます。

この間に金星としての女性があり

この時期に愛される自分を作ります。

水星の知性は、男女共通です。

娘としての女性とその母親の問題は

母親から娘へ続く月という『肉体(気持ち)』が

地続きするところにあります。

どこからが自分のもので、どこからが

母親のものなか判然としない居心地の悪さ

として何となく実感されるものから

拒食症に陥ってしまい医療機関にお世話になる

状態まで様々な地面(肉体、気持ち)の問題です。

これを解決、無意識に拒否するために

結婚しないという選択をする場合もあります。

そこから逃れるために知性を磨きや恋愛をしても

必ず月に帰る理由は、妻から母親という月の流れ

だけではなく、月という『肉体の連続性』からは

開放されないからです。

女性は母親から肉体を与えられ、

精神は母親の言葉を与えられます。

男性は、母親と地続きではないので、

女性と比べ母親の表面しか見ていません。

女性は、母親から中身をそっくり与えられる

という存在だけではなく、同じ女性として

母親の裏の顔もはっきりと見えるのです。

このことは、女性が自分を虚しく感じたり

ボロボロな気持ちになり易い理由です。

これは、孤独とは異なる虚しさです。

この虚しさから解放されるには、母親と自分を

区別する何かを作り出す必要があります。

そこで使われるのが、水星の延長にある

仕事をすることや、金星という恋愛の延長にある

自分の家庭を持つことなのです。

ところが、それでも上手くいかない場合が

多々あります。

母娘関係が女性の幸せに大きな影響を与えます。

どこかで、自分と母親の精神の区切りを

付けられなければ自分を感じられず、

自分が無いように感じられるのもそのためです。

母娘関係が幸せであっても父親が機能せずに

母親と娘の区切りが無い場合は、その娘と

交際、結婚する男性が苦しみます。

本当の意味で、母親との健全な境界線を作るには、

母親から与えられた月の性質(サイン)を肯定的に

受け取る必要があります。

加えて父親を肯定出来れば母親との境界線を

自分の意思で動かすことが出来ますが、これは

簡単なことではありませんから、この記事での

ハウス別記事では書いていません。

女性、男性関係なくパートナー選択に関して

長続きするパートナーには父親と似た要素が

あります。

これは父親を好きでも嫌いでも同じです。

父親を嫌いな場合はパートナーとのケンカが

多く激しいものになります。

このことを深掘りするには単純にハウス別や

サイン別で把握することは無理です。

父親の太陽や土星がパートナーの重要な天体や

感受点に反映されていたり、パートナーの

個性によっては、父親の土星のサイン(星座)と

パートナーの第4ハウスのサイン(星座)が

同じであるとか、個性によって父親の表れる

ところは異なります。

母親と対立的な感情を持ったまま、気持ち良く

過ごすことは無理があります。

これは、道徳観ではありません。

母親の要素のうち12分の1を肯定的に捉えることで、

子供は葛藤に苦しまずにすみます。

具体的に言えば、同じ兄弟姉妹でも、母親の

どの部分に強く反応するかは、それぞれ異なります。

ホロスコープを通して自分にとって母親は

どのような影響かと考える場合は月のあるハウスで

考えると手っ取り早いでしょう。

月のサイン(星座)は自分自身のキャラクターを

表します。

簡単に考える場合は月のサイン(星座)の大まかな

組み合わせを考えます。

詳細に見る場合は相性判断です。

第1ハウスに月がある場合は、

母親の仕草や装い等、母親そのものを肯定的に

捉えて真似ることで、自分の月が安定します。

第2ハウスに月がある場合は、

母親から与えられた能力に対して肯定的になることで

母親との健全な境界線が作り出せます。

第3ハウスに月がある場合は、

母親のしてくれた読み聞かせや

近所へ一緒に買い物に出かけるといった

日常的な範囲での行動をなぞれば

母親との健全な境界線を作り出せます。

第4ハウスに月がある場合は、

家庭でこまごまと世話をしてくれたことに肯定的に

なることで、母親との健全な境界線が作り出せます。

第5ハウスに月がある場合は、

母親と一緒に何かしたことを肯定的に捉えることで

母親との健全な境界線が作り出せます。

女性で一番多いのは、一緒にお菓子作りをした

体験です。

第6ハウスに月がある場合は、

働く母親を肯定的に捉えることで、母親との

健全な境界線が作り出せます。

第6ハウスに月のある方で、それが上手くいかずに

破産してしまった人がいます。

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第7ハウスに月がある場合は、

母親の社交性を肯定的に捉えることで、母親との

健全な境界線が作り出せます。

第8ハウスに月がある場合は、

母親から与えられた重い感情を肯定的に捉えることで

母親との健全な境界線が作り出せます。

第9ハウスに月がある場合は、

母親から与えられた精神的な要素を肯定的に

捉えることで、母親との健全な境界線が作り出せます。

第10ハウスに月がある場合は、

少し難しいのですが、実際にお金持ちかどうかは

関係なく、母親の見栄みたいな部分を肯定的に

捉えることで母親との健全な境界線が作り出せます。

見栄みたいな部分というのは社会的な立場です。

これには専業主婦も含まれています。

見栄と表現したのは、社会的な立場を重視する姿を

それを否定的に見る人から見たら、見栄に

こだわっているように映るからです。

第11ハウスに月がある場合は、

母親の交友関係を肯定的に捉えることで、母親との

健全な境界線が作り出せます。

第12ハウスに月がある場合は、

母親のスピリチュアル的な部分を肯定的に

捉えることで、母親との健全な境界線が

作り出せます。

母親が一時的に取り組んだ宗教を、子供が

継続することも珍しくありません。

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