第10ハウス的創造性が作り出す心地良い居場所

第10ハウスの記事に書きましたが、第10ハウスは

現実に生きる私たちの現世利益から言うと

一番大切なハウスです。

ところが第10ハウスのコンディションが良ければ

成功するとは、限りません。

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もっと適切な言い方は、第10ハウスが

大したことがなくても経済的な成功も出来ますし、

愛情にだって恵まれます。

才能でも、幸運の条件でもそれが主体になった時点で

どこかでひっくり返るポイントが発生します。

恵まれない条件で生きるには、不安定な中心に

何らかの運動を加えて常に立たせ続ける配慮が

必要になりますが、手抜きしないという

メリットがあります。

中心を見失い難いのです。

私は占星術の考え方は好きですが、その枠に

閉じ込められることは、意味のないことだと

考えています。

占星術は、サーファーが波に乗ることや

飛行機が空を飛ぶことと似ています。

自分の中の宇宙(波)にどのように乗るのか、

波に対する見方や扱いの問題です。

波に乗れない人をただ沖に置いてけぼりにすれば

溺れて死ぬでしょう。

大きな波を待ち焦がれる人たちもいます。

その波が何を意味するのかは、人によって

それぞれです。

漁師であれば、潮の流れを見ます。

300トン以上もある飛行機が飛ぶのは、

不思議なことですが、飛んでいます。

飛ぶ仕組みを誰かが見つけたからです。

ライト兄弟が飛ばした飛行機と現在の

ジャンボ機とは、比べ物になりません。

生きる醍醐味は、自分なりの知恵を発揮して

自分を飛ばすことにあります。

アセンダントを介して第1ハウスで魂が定着し

第2ハウスで肉体と融合します。

肉体は、先祖代々のDNAが詰まった容姿、

才能、現実的な富、環境も含めて

その人を防衛するための環境でもあります。

このような生存そのものに対する

ハウス移動だけでは、空は飛べません。

もちろん、このような基本的な流れは、

基本中の基本でありこれを無視したら、

自分という存在は木っ端微塵になります。

本のページがバラバラにならないように

背表紙にしっかりと各ページが

貼りつけられているような部分は必ず必要です。

しかし、中のページは、自由に記述して

構わない部分です。

これは、主観だけの問題ではありません。

現実に対しても応用が利く部分です。

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例えば最も自由なものは第12ハウスかも

知れませんが、価値観によっては、

第12ハウスの動きすら見えない人もいます。

東京医大の裏口入学リストなる報道が

されていますが、そこまでして医者になって

どうするのか、そこまでしてでも

医者になるべきなのか、本当に人それぞれです。

医者になるということが、その人にとって

第10ハウスに掲げれていることならば、

そのような第10ハウスを気の毒に思う人も

いるでしょう。

占星術は、自分を自由にするために

使いたいものだと思います。

それは、個人の創造性が原動力であり、

太陽サインをヒントに考えます。

恋愛のチャンスを女性ならば、太陽や火星がある

ハウスという考え方がありますが、そのような

能動性は、幸福を作り易くします。

創造性発揮出来る場所がその人のだい10ハウス

という言い方も出来るのです。

自分なりに成功することは、満足感が深くなります。

他人の称賛が必要なタイプの人は、真剣に他人の

意向を気にかければ良いのです。

その典型が選挙中の政治家です。

落ちればただの人です。

元気な人は、自分の第10ハウスがどこにあるのか

知っています。

本当にこれは大切なことです。

どんなタイプの人にも心地の良い居場所は必要です。

主観的な第10ハウスの関連記事は、こちらです。

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