第6ハウスタイプの人の自分だけの第10ハウス

これは、主観的な第10ハウスの話です。

自分だけの第10ハウスは、当たり前の

第10ハウスとは違います。

決して代わりになるものではありません。

気持ちを社会的な達成に乗せていくための

個人的な感覚です。

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本来の第10ハウスは、アセンダントから始まる

資質の余計なものを省いて、きちんと地域社会

の部品として収まり切るように仕上げたものです。

役割を担うということは、そういうことです。

だからこそ、地位や権力が発生します。

第6ハウスタイプの主観的な第10ハウスは、

第3ハウスになります。

第6ハウスは、調整能力を培う場所ですから

仕事運で考えるならば、組織に勤めるような

形になります。

組織には、組織の都合があって、個人の好みや

向き不向きに完全に合わせて起用することは

不可能です。

力関係の意味でも、個人の側が命令の内容に

自分自身を合わせることになるか、その組織を

辞めるかということになります。

第6ハウスは、個人として育ててきた内面を

土台にして、組織のニーズという第7ハウスの

命令に応えるべく第6ハウスを使って

自分自身を調整します。

この第6ハウスに天体が集中している人が

第6ハウスタイプになります。

第6ハウスタイプの人を理解する時に重要な

違いは、以下の例1と例2の二つの差にあります。

まずは、例1です。

第6ハウスタイプの人が上手く機能している場合は、

どんな仕事を振られても、どこに配属されても

見事にやり遂げたり、適応し出世します。

例2です。

第6ハウスタイプの人で、上手く機能しないまま

無理に適応しようと頑張り続ければ、個人として

育ててきたものが次第に壊れていきます。

当たり前と言えば、当たり前ですが、

第6ハウスタイプの人は、必ず、例1の人に

ならなければ、第6ハウスタイプの人としての

前提が壊れてしまいます。

それを占星術的に言えば、第6ハウスタイプ

の人なのに、第5ハウス、若しくは第4ハウスと

逆回転してしまい、自殺してしまえば、逆回転の

第12ハウスになります。

酷い話だと思われるかも知れませんが、

上手くいけば、組織の中で大いに出世する

タイプでもありますし、現実的には、

生涯年収が100億円を超える人もいます。

例1と例2違いが重要な理由は、

第6ハウスタイプの人の主観的な

第10ハウスが第3ハウスだからです。

確かに第6ハウスタイプの人は、周囲の要求に

合わせることが得意かも知れませんが、

ただ要求に応えるだけでは、例2の結果に

成りかねません。

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第6ハウスタイプの人の主観的な第10ハウスの

第3ハウスが示す内容は、

要求されたことに対して、互角に勝負出来るような

実践的な知性なのです。

これがあれば、第6ハウスタイプの人は、

例1の結果を手に入れることが出来ます。

互角に勝負できる知性とは、主観的な第10ハウスが

最終的に第3ハウスの場合に身に付けるものです。

第6ハウスタイプの人は、負けてしまえば

成長が不可能になります。

これは、言い方を変えれば、第6ハウスの

もう一つの側面である、自分の器を

大切にするということです。

ある程度の試行錯誤はありますが、最終的に

自分の範囲を決めて、断るべきものは

断ってもやっていけるほど、プロフェッショナル的、

職人的な自分の領分を表す器を作るという

積極的な自己調整が必要なのです。

ハウスのサイン、天体やアスペクト、

支配星の動きを考慮して自分だけの成功の

イメージを作ると、かなりモチベーションアップに

役立ちます。

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