人間関係から解放される世界

人間関係で苦しむ時の意識は、実を言うと

個人が頼りにしている能動的な資質です。

当たり前と言えば、当たり前過ぎることですが

この悩み苦しむ意識は、その意識の受け皿である

自分という存在についてほとんど何も

知りませんし、それどころかいつでも

健全に働き続けて当然と思っています。

ところが、歯が1本痛いだけで、意識が

当然と思っていた世界は亀裂が入るのです。

そして最終的には、寿命がきます。

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私たちの意識は、便利な世の中を作りあげましたが、

意識が作り出すものは、一見、無限にあるように

見えても全てに価格がついています。

能動的で頼りになるはずの意識は、人間が

作り出したあらゆるものに絡めとられて

身動きが出来なくなるのです。

人間関係もその一つに過ぎません。

どこまで行っても逃げ道はないのです。

ところが、意識を支えている存在は、

開かれています。

開かれてどこかに繋がっていないと

命は簡単に尽きてしまうのです。

未だに名前も分からない無数の微生物も

私たちの身体や環境を支えています。

人間関係を筆頭に人間にまつわることで

疲れたら、くるっと向きを変えて

自分自身の中にある頼り無い部分に

目を向けてみて下さい。

そこに本当の自由があります。

これは、スピリチュアル的なことでも

哲学でもなく、足元にある盲点です。

これを意識してつかもうとする人は、

やはり苦しみを握ってしまいます。

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