月を育てて快適に暮らす

バースチャートの月がどこに落ち着くのか見てみると

面白いかも知れません。

ある女性は、第5ハウスに月がありました。

趣味に夢中になっている時に生命力がチャージされる月です。

趣味は生活に無くてはならないというものではないので、

実務的な視点から見たら浪費ですが、そこから生命力を補給

するとなる人にとっては生命線です。

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身体をきちんと生かさなければ成立しないのが生き物ですから、

暮らしを立てるために浪費を慎むのが正しいのが正論なのですが、

そこに月(生命力、気力)として気持ちの問題が加わってくるのです。

浪費は生活を守るという立場から見れば、大事なお金を

手放すことになりますが、そうすることで気力が充実してくるのです。

そして、この女性の土星は牡牛座の18度にあります。

つまり月がちゃんと機能しない状態が続くと、ある日どこかで

何もかもぶちまけるようなことになるということです。

月がちゃんと機能していれば、培ってきた趣味等を何らかの形で

発表ということになるかも知れません。

ちなみに土星は父親も象徴しますが、女性の父親はかなり

ギャンブルで散財する方だったということです。

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土星自体は11ハウスにあるので、交友関係は堅実な様子が

窺えますから、周囲から無条件に受け入れた影響の積み重ねである月は、

浪費を趣味という出口に持っていったのだと思います。

月は飲みこまれてしまっては、良い部分を生かせません。

快適に生活するということは月を見える場所においてお世話する

という言い方も出来ます。

惑星の天体は自分をコントロールして存在していますが、月は

人の身体との接点なのでまるで生き物のようです。

月を一つの大切な生き物としてお世話をするという視点に立てば

快適に暮らす方法が見えてくるはずです。

月は眠りも意味するので、寝ないということは、月に食事を

与えないことと等しいのかも知れません。

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