金星と土星のコンジャクションは、年上の男性と
交際したり、結婚することが多くなります。
この金星に月が絡むことで婚期が遅れる
場合もあります。
安室奈美恵さんは、SAMさんと離婚してから、
何回か他の男性とお付き合い報道がありましたが、
現在まで独身なのも、金星と土星のコンジャク
ションの影響が恋愛に影響を及ぼしている
のかも知れません。
自分自身の中では、土星はしっかり者として
真面目に働いてくれても、恋愛に投影されたときに
男性パートナー、恋人が案外頼りにならない
ことも多くなります。
これは、しっかりしないといけない部分を
本人が背負ってしまうからなのですが、
しっかりし過ぎるほど、交際相手が、
年上であっても頼りにならない場合が
多くなるのです。
金星土星のコンジャクションがあると、金星本来の
受け身な感性や態度にストップがかかります。
受け身で可愛がられる部分、時期というのは、
非常に愛されている感じが持てるのですが、
そこの土星的な分別や社会的な規範
(最初は親や教師等周囲の大人)の視線が
抑圧的に働くことで、リラックスして
愛され感に浸れないことになります。
受け身な部分が監視されているような
格好になるので、引っ込み思案のような
形になるのです。
受け身な気持ちが満たされて能動的になっていく
プロセスが必要なのに、そこを我慢して
能動的になるというか、しっかりしようとするので、
受け身な部分、女性らしさ、喜びに対する感受性に、
大人の意識が介入してきてギクシャクします。
金星が表す情緒的な喜びを自分でコントロール
しようとするのが原因になって中々恋愛を
成就させようとしません。
しかし、この組み合わせは、芸能や芸術等の技芸に
関わることで一流になり易いものでもあります。
仕事であれば、芸術的なセンスをニーズに対して
上手く管理して発揮出来ても、ある種の義務から
外れたり、自由になると戸惑ってしまうのです。
ただ金星期を過ぎていけばいくほど、
次第に土星の働きを味方に付けていくので、
そんなに深刻に感じられなくなります。
16歳から25歳くらいまでや、土星が回帰する
当たりまで、金星を酷使するような形になって、
苦しく感じることが多いですが、そのような感覚が
一生続くわけではありませんし、そのような
働きを内面化したままで、金星を抑えたままに
なるよりは、葛藤という形であっても、金星の存在を
感じ続けていた方が後々良いのです。
土星という天体は使いこなせるようになれば
強力な味方になりますし、年齢と共に次第に
こなれていきます。
金星はフレッシュな状態が魅力的ですが、
土星は成熟することでその良さを発揮します。
金星と土星のコンジャンクションの理想は
金星の若々しい美しさを土星が適切なコントロール
を覚えていくことで必ず良い方向に向かいます。
若い時よりも年齢を重ねてからが楽しいと
感じると言われることが多いアスペクトです。
楽しみに振り回されずに自由になれれば
ある意味理想的です。
コンジャンクションのアスペクトはそのサインの
意味が強調されるので、サインも考慮して下さい。