どんなハウスの月であっても、期待する価値を
間違うと自滅するのは同じです。
様々な価値やエネルギーを最終的に受け取る月を
丁寧に把握することは、とても大切です。
その中でも一番難しいのが第12ハウスの月です。
第12ハウスの月が希求する安全を
社会的なものに求めてはいけません。
社会的なものとは、受験の結果、
スポーツの成績、会社の内定、昇進等々
第12ハウスの月が心から欲しがるものを、
何かの目標の達成に引き換えに手に入るという
図式を内面化すると、第12ハウスの月は
必ず裏切られます。
しかしこれには、致し方ない要素もあって
どんな月であっても、社会的活動を営なむ
必要があります。
子供から大人になるような過程、もしくは
20代くらいまでは、自分の資質がよく分からずに、
自分の求めるものが無い場所で、必死に
努力をしてしまうのです。
努力事態は、有益でそれなりの意味があり決して
無駄ではないのですが、それぞれの月にとって
本当に必要な価値があるものは異なるのに、
間違った期待をして努力を重ねてしまうと、
やり遂げても待っているのは虚しさや絶望です。
そのようなことが一番起き易いのが、
第12ハウスの月なのです。
第12ハウスの月は、自分の精神的な世界を
構築していくのがベストです。
月の部屋を精神の中に作りあげるのです。
具体的な行動が影であって、感じていることが
本当という理解され難い第12ハウスの月の
プライベート空間です。
そのような視点があれば、スポーツでも、
ビジネスでも何でも良いのですが、
精神的な価値はかなり個人的なものなので
他人と共有出来るかどうかという別の問題が
ありますが、まず自分自身でしっかりと
努力して自分の部屋作りが優先します。