扱い難い欲求は、成功の源です。
これを簡単に処理すると、加害者であれ、
被害者であれ、事件性に結び付き易くなりますし、
無視してしまえば、個性のない詰まらない時間を
過ごすことになります。
悪いサインというイメージを持つ人は、少ないかも
知れませんが、印象の良くない天体やアスペクトを
持つことはあるかも知れません。
特に何かしら事件が起こると海王星の自我を曖昧に
する力や冥王星の強制力に引きずられて発作的に
何かしらやってしまったり、悪い習慣から
抜け出せなくなる場合があります。
しかし、そのような印象は、事件性のあるものの中で
ニュースとして取り上げられるものに多い傾向で
あって、天体やそのアスペクトが作り出す気持ちを、
健全な形で昇華、発散させている人は沢山います。
健全に発散させるコツは、扱い難い欲求は、何かで
手軽に置き替えずに、自分の全ての天体、感受点の
要素を具体的な方法に織り交ぜていくことです。
扱い難い天体を伴うアスペクトが事件の引き金に
なる理由は、その欲求の置き替えが、単層的に
行われるからです。
単層的とは、扱い難い要素と具体的に発散させる
方法が、真っ直ぐな線で繋がっているような
状態です。
アスペクトは、行動を意味しますから、一つだけで
繋がっている状態では、欲求の加速度に耐えきれずに
どこかで切れるのは、当然です。
事件性のある行動だけでなく、恋愛依存症、
買い物依存症等も同じ理由です。
自分自身が扱い難い欲求は、大切に育てれば良い
意味で、化ける楽しみなものですから、
育児放棄せずに、自分の全ての感受点と
少しずつ繋ぎ合わせてその発散させる対象と
多くの接点を持つことが大切です。
月の癒す視点だけで接すると、母親が乳児に
ミルクを与えるように、依存症となるような
材料を与え続けてしまう可能性があります。
そこに土星の立場から癒すだけではない、制限的な
要素を含む対象を選択すれば、簡単には
暴走しませんし、そもそも金星の要素を
含ませることで楽しみになり得ます。
太陽の要素を入れることで、自らの理想に
貢献してくれるものにすらなります。
あらゆる天体、感受点と丁寧に繋げていくことで
いつかは強力な味方になってくれる日が
やってくるのです。