「深い仲になるということ」のその3です。
恋愛や結婚の縁は、どこかしら似た要素があるから
生まれるものですが、理由はどうであれ、陰陽が
出会うような組み合わせになるので、極論すると、
180度反対なタイプなのに中身は似ているとか、
とても似た者同士に見えるけれども、中身は
180度反対のような組み合わせになります。
玉の輿に乗るような人なら、そのような相手を
呼び込むような資質をどこかに持っている
ということです。
一つの例です。
第1ハウスと第2ハウスのスタート地点(カスプ)が
同じ女性は、第7ハウスと第8ハウスの線も
同じサインになります。
同じサイン同士で繋がることで、どうしても
自分を押し出す力が曖昧になりがちになります。
二つのカスプが同じサインになるハウスが
曖昧になると同時にそのサインの働きも
生かし難かったり、不安定になります。
このような部分も、恋愛や結婚の相性に
関わってきます。
特にこの場合は、ホロスコープにおける地平線、
つまり地面みたいなものなので、そこが非常に
揺れ易いことを意味しています。
そうなると人は意志力で安定を保とうとするので
ストレスが多く、パートナーから見れば
気難しい人です。
女性が男性にある種の安定を期待するように、
人間関係ですから、男性も女性にある種の安定を
期待します。
一般的には、情緒面の安定を女性に期待することが
多いかも知れません。
二つのハウスのカスプのサインが同じ女性の場合は、
揺れる地面でも暮らせる男性しか、一緒に
いられないことになるのです。
ここが、深い仲になる時の大きなポイントに
なる場合もあります。
本人が自覚し難い相性ですが、個人として
単独に捉えてもかなり根本的な部分です。
表面的に感じられる相性と違って、自覚し辛いので
パートナーに原因があるように考えてしまいます。
しかし、このような女性は、カチッとして押し出しの
強い男性を避けたり、最初の恋愛は、わがままな
タイプを選択して傷付けられるようなことが
多いものです。