苦しい月を作り変えるチャンス(L)

月と冥王星のコンジャンクションは、月に大きな

ストレスを与えます。

月が関わる幼少期から、骨の髄まで沁み込んだ

冥王星的な何かをそれぞれのやり方で癒しますが、

そのような苦しみをどのように統合するか

太陽サインで、かなり異なる結果になります。

ストレスが高まると、人は奇行に走り易くなります。

それが幼少期から与えられた影響であれば、

なおさらです。

例えば、太陽サインが牡牛座であれば、

水瓶座よりも、奇行に対して許容度は、かなり

低くなります。

それは、ストレスを排出し難いことを意味します。

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そうなると、どうしても病院で薬を処方してもらう

必要性が出て来るのです。

月と冥王星のコンジャンクションに関わらず、

月に何かしら、大きなストレスがかかる

配置がある場合で、太陽サインが抑圧的だと

病院に行く選択をする人が多くなるのですが、

結果として、20年、30年と処方されたものを

手放せなくなります。

これは、非常に健康を害することに繋がります。

病院で処方されるものであっても、このような類は、

神経に直接作用するのです。

長期間に渡る影響で、手の震えが止まらない

月と冥王星のコンジャンクションの人もいます。

このような状態と健康の分かれ目は、ほとんどの

場合が20歳前後です。

誰でも20歳前後をピークに、エネルギーが

高まり、様々な衝動が強くなる時期があります。

結果として、心身のバランスを保つことが

困難になって、選択の岐路に立つのです。

友人や周囲の人間という人間関係の

セーフティーネットの有無の問題もありますが、

後々の健康状態を考慮するならば、この時期に

神経を休める手段を自前で持とうとする努力は、

不可欠だと思われます。

次第に体が動かなくなる頃に、体に蓄積した

そのようなものの影響で余計に不自由になるのです。

太陽サインが風や火の人は、突発的な行動が

周囲の評価を落としたりすることもありますが、

20年、30年経過してしまえば、誰も

問題にしませんし、体が無事であることの方が

遥かに価値があります。

20歳前後は、気持ちさえ落ち着けば、

それ以外のことは、体力が隠してしまうのですが、

後々そうはいきません。

20歳前後は、月の回路を作り直す最後の

チャンスです。

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月の年齢域は、7歳くらいまでですが、20歳前後の

爆発力は、直接的に月に触れる最後のチャンスです。

大きく自我揺らぐからこそ、生々しい自分に

触れることが可能になるのです。

この時に、自分に組み込んだものは、本当に

自分の一部になってしまいます。

要領の良さだけでは、どうにもならない純粋な

可能性の扉の開閉を自分の意思で出来る状態を

作り出しておくのか、物質的なもので、

蓋をしてしまうのかは、その後の展開に

大きな違いを作り出します。

月と冥王星のコンジャンクションを持っていたり、

月に大きなストレスがかかる配置がある人こそ

20歳前後は、月を作り変えるチャンスです。

危険なくらいバランスが崩れる時期でないと

理性的に月を触ることは出来ません。

無意識に沈んでいる月は、黄泉の国に住んでいる

人みたいなものです。

バランスを崩すことで、扉が開き生々しい月に

触ることが出来るのです。

これは、理性でアプローチすることなので、

全方位的な万能さはありませんが、自分自身が

努力した方向性限定で、月をコントロールすることが

出来るようになります。

それは、月という感情の地下水脈に通じる道筋を

見つける冒険でもあります。

この秘密の小道の大切さは、なかなか気が付かない

ものですが、本当に心の安定が必要な時に

再度発見し直すような、宝物です。

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