恋愛は恋愛自体を目的にしない限り、
仕事の成功や長い目で見たら健康にまで
影響を及ぼします。
書きましたが、恋愛にまつわる意識され難い影は
第4ハウスに表れます。
占星術的には、思いを募らせるだけでも
第5ハウス的恋愛と捉えます。
交際が浅くても恋愛です。
一線を越えるかどうかだけの問題ではありません。
ポイント1です。
小室哲哉さんの第4ハウスは獅子座で、
かなりクリエイティブな雰囲気のある家庭環境で
家族が個性的な価値観で成り立っていることを
示しています。
獅子座的に一人一人が主役という扱いを
するような家族かも知れません。
ポイント2です。
小室哲哉さんの第4ハウスには、冥王星があり
何かしら普通ではない家庭環境が、
子供時代に強い心理的圧迫を受けたことを
示しています。
ポイント1と2のような影響が作り出した月が
サビアン度数双子座15度の月という言い方も
出来ます。
これは、本当に分かり合うことは出来ないという
認識を示すものです。
月は0歳から7歳までに身に付ける心理的態度
ですから、このような認識に到達する環境が
家庭を表す第4ハウスにあったとも言えるのです。
しかも、その程度は冥王星級ということです。
この冥王星は、金星とスクエアになっていて
金銭問題や愛情問題に関して挫折するような形を
取り易いことを示しています。
小室哲哉さんの事件にまで発展した金銭トラブルや
2度の離婚を連想させるに十分なアスペクトです。
トラブルの形を取りますが、そのような形態を
通して冥王星が日常的でない閃きを
与えてくるのです。
この冥王星は金星と同時に太陽ともアスペクトを
作っていて、愛情問題と創造的な活動が
大きく関係していることを表します。
このような第4ハウスの影響を受けている
恋愛や恋愛感情、関係を活動の源にして
あれだけの仕事もされたのです。
今回の報道に関して言えば、一線を越えて
いなくても、何らかの心理的癒しを求めていた
部分があったということでしょう。
そこに何らかの負い目を感じるような部分が
あったから、責任をとって引退された
のでしょうが、気の毒というか、そのような心情、
現在の状況を理解する部分も女性の側にあったから、
不倫のように見えたという側面もあったと
思うのです。
ある種の寛容さを求められないものなのか、という
思いがします。