第8ハウスからみる不毛な恋愛と意味のある愛

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第8ハウスは、死(死以外の意味もあります)を

意味するハウスです。

本当に肉体的に死んでしまうだけでなく

精神的な面を全否定されるようなことも含みます。

そのような事態は後ろ向きなことではなく、

新しい資質を後天的に身に付けるための否定であって

否定のための否定ではありません。

新しく生まれ変わるために、何かと同一化する

プロセスの前段階の形態が死と表現されるのです。

死の関門を通過することで、同一化した相手と

深い一体感が生まれます。

逆に言えば、この死の関門をくぐることを拒否すると

第8ハウスを通過することは出来ません。

現実的な力を持つためには、何かと一体化する

必要があるのです。

これは、恋愛に関しても同じで、交際相手を

頻繁に変える状態では、いつまでも本当の

一体感は育ちません。

それは本当の愛が持つ可能性やパワーをいつまでも

実感出来ないということを意味します。

二人の関係に何の意味も生まれてこないのです。

不毛な恋愛関係です。

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ずるい人は、故意に二人の関係に有意義な意味を

持たせないように慎重に振る舞います。

それは自分が傷つきたくないのかも知れませんし、

肉体の関係のみに終始したいのかも知れません。

理由は様々でしょうが、健全な人間は意味の無い

関係性にいつまでも耐えることは出来ません。

第8ハウスで払う犠牲は大きいものですが、

自分一人では、到底生み出せない新しい価値を

作り出すための重要なハウスです。

二人の相性が化学反応を起こす部分とその性質を

二人の幸福感や成長のために役立つようにする

仕組みを作る努力を上手く合わせるための場所です。

この新しい価値は、特定の関係や集団において

重要なものではありますが、そこに「わたし」が

含まれる限り有効なものであって

万能ではありません。

普段は奥深く眠っていますが、激しい執着や憎悪が

背後にあるハウスですから、コンディションが

悪いと死の様相が前面に出て来る場合もあります。

しかし、不毛な愛を避けて、意味のある愛情関係を

結ぶには、挑戦しなくてはならない場所です。

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