牡羊座の土星に対する12サイン別の月星座
という特殊記事です。
12サイン別、ボロボロという感覚に
牡羊座土星に対応する月のサイン別です。
土星を使ってボロボロな気持ちや体を
能動的に安定させることが出来ます。
当たり前ですが、月のサインによって、
対応は変わります。
牡羊座の土星で、月をフォローする視点なので
月サインがなんであれ、自分の可能性を追及する
姿勢を保つことで、月の受動性が引き起こす
虚しさや空っぽさに縛られずに、月がきちんと
全ての土台になります。
土星が牡羊座で月が牡羊座の場合
牡羊座の月という気持ちや体が、ボロボロだと
極端に凹みます。
これは、厄介です。
牡羊座の月がボロボロになったら、底に着いてから
上がるのを待つしかないので、凹む前に
安定を心がけるしかありません。
牡羊座の土星の安定した力が、同じサインの月を
守るには、好みの性質自体に矛盾がないので、
出来るだけ遠くを見ることが大切です。
具体的な目標は、一里塚と考えて、抽象的な姿勢を
感じつつ頑張っていくのです。
この抽象性は、土星牡羊座×月牡羊座の人にとっては
ロマンです。
芸術系の目標を管理することが、月の安定に
繋がります。
土星が牡羊座で月が牡牛座の場合
牡牛座の月が落ち込んだ時に、牡羊座の土星で
フォローするのは大変です。
牡牛座の月も落ち込む前に、牡羊座の土星が
日頃からしっかりと働くことが大切です。
牡牛座の月が好む五感を通した方法を用いて
土星視点で取り組むことがポイントです。
文章にすると分かり難いですが、例えば
パンが好きだったら、土星の安定的な力を
用いてコツコツとパン作りやパン屋さん巡りを
するのです。
牡羊座の土星ですから、自分の好みを探求する
気持ちを感じながら行うのがコツです。
これを感じていれば、簡単にボロボロな気持ちには
なりません。
土星が牡羊座で月が双子座の場合
双子座の月がボロボロな気持ちや体になるのは、
飽きっぽさをこじらせるからです。
しかし、月は、無自覚ですから、飽きっぽいのは
変えられません。
この月をこじらせないためには、牡羊座の土星が
興味を持てるものから、一つだけ選んで、
それだけは、土星的にコツコツと取り組むのです。
この選択がボロボロな気持ちになった時の
避難場所になります。
掘り下げられるものが一つでもあれば、
こじれ防止になります。
土星が牡羊座で月が蟹座の場合
蟹座の支配星は月ですから、より繊細に
より傷付き易くなります。
これは、悪いことではなく、より蟹座らしい
ということですが、ボロボロな気持ちや体には
なり易い傾向があります。
無意識に相手の気持ちに寄り添ってしまって
傷付く場合があるのです。
この蟹座の月の気持ちがボロボロになる前に
月が安らげる環境や仲間を求め続けることで
不安定になり難くなります。
月が求める世界を、牡羊座の土星が、コツコツと
探求し続けることが大切なのは、どのサインでも
同じです。
土星が牡羊座で月が獅子座の場合
何はともあれ盛り上がりたい獅子座の月ですが
月という気持ちや体がボロボロだと、なかなか
調子に乗れずにひがみっぽくなってしまいます。
このような獅子座の月を牡羊座の土星で
守る場合は、同じことを繰り返すことで
何か探求出来るテーマを見つけて頑張ることが
月の保護に繋がります。
獅子座の月と牡羊座の土星が同じ火のサインなので
サインからの制約は、ありませんから、
書きましたが、牡羊座の土星がアスペクトを
作っている天体の資質に沿った分野を通して
月という気持ちを保護できます。
土星が牡羊座で月が乙女座の場合
行動を緻密に組み立てて自分なりの正確さを
大切にする乙女座の月がボロボロになると、
壊れた機械のようになってしまいます。
地のサインである乙女座の月を、火のサインである
牡羊座の土星で守るのは、かなり訓練が
必要になります。
土星の方が強いですから、乙女座の月が
火のサインが作り出す方法論に乗ることになるので
正直に言えば、確立されるまでは辛いです。
辛いのを我慢して頑張っている間は、いつまで
頑張れば良いのかと何度も思うかも知れませんが、
月という気持ちや体の辛さは、能動的にフォロー
せずに自然に任せると、何かの依存症に
なってしまいます。
ホロスコープのアスペクトの構成によっては、
努力に裏切られたとか、もう無理と思うかも
知れませんが、その頃には、知らない間に
月を守る土星が出来上がっているものです。
逆に言えば、それくらい大変な組み合わせです。
しかし、月が大変なタイプの人ほど、頑張る
価値は、本当にあります。
土星が牡羊座で月が乙女座の場合
天秤座の月は、自分に関わるものを客観的に
美しく整えることで安らぎを感じます。
この月は、他人に対してオープンな分だけ
ボロボロになり易い面がありますから、
落ち込み易いタイプでなくても、土星の働きを
用いることは役に立ちます。
ただ、牡羊座の土星と天秤座の月の相性は
180度なので、かなり忙しくなってしまいます。
月は本来、受身であって向上心を持ち合わせては
いません。
可能な限りのんびりしていたいところに、
牡羊座の土星が、より良い安らぎを求めて
探求心を発揮しようとするのです。
例えば、天秤座の月が自分の部屋をセンスよく
整えたのに、しばらくすると、どこかが気になって
また手直しを始めるのです。
ただ土星は火星みたいにやり過ぎたり、その時だけ
ということはないので、天秤座の月がボロボロな
状態から脱して安定した状態をキープ
出来るようになると、メンテナンスだけで
済むようになります。
天秤座の月がそのようなレベルになるまでの
辛抱です。
無意識だとイライラする状況ですが、どこかの時点で
自分の取り組みに意識的になれば、月が安らげる
美しさに向けて試行錯誤しているわけですから
頑張り甲斐や楽しみを感じられます。
土星が牡羊座で月が蠍座の場合
お互いの気持ちに深く入り入られる交流を望む
蠍座の月が、ボロボロな状態になるのは、
パターンがあって、一番分かり易いのは、
そのようなパートナーや友人が見つからなかったり、
親子間でそのような感情が満たされなかったり
する場合です。
もう一つは、他人に密着し過ぎて視野が
狭くなるだけでなく、お互いが支配、被支配の関係に
なって、知らない間にボロボロになる場合です。
そのような状態の蠍座の月に対して、牡羊座の土星が
フォローするわけですが、牡羊座と蠍座は、
インコンジャクトの関係です。
これは一定の水準に到達するまでは、いつまで
頑張れば良いことがあるのかなと悩んだリする
関係です。
ただボロボロという感覚に能動的に対応をする
シリーズなので、蠍座の月が落ち込んだ状態が
前提ですから、インコンジャクトの性質は
生かされるはずです。
一過性の落ち込みよりも、生まれのホロスコープの
蠍座の月のコンディションが厳しい人や
親子やその他の家族との相性から苦しい月に
なっている人には役に立つ土星です。
蠍座の月なので、誰かとの関係性に捉われますが
そこに牡羊座の土星が働きかけることで、
そもそもの葛藤の源でもある蠍座が好きな
濃密な人間関係に対して切り替えが出来るように
なるのです。
かなり大変な能力を習得することになりますが
蠍座の月の人がこれを身に付けたら、かなり
良いとこ取りではないでしょうか。
土星が牡羊座で月が射手座の場合
射手座の月は、情熱的であったり、積極性を
発揮出来ている時に、自分らしさを感じて
リラックスした気分になれます。
ボロボロな気持ちや体になってしまうのは、
上の状態と真逆になった時です。
射手座の月に対して、牡羊座の土星は、非常に
フォローがし易い関係にあります。
射手座の月がこじれるてボロボロな気持ちに
なると、柔軟サインなだけに立ち直り難い
のですが、牡羊座の土星の持つ、安定した
積極性に乗って行くことで、簡単に
崩れなくなります。
射手座の月が持つ、射手座の傾向は、
能力ではなく安らぎを感じたり、自分らしく
いられる場合の性質ですから、これを無視して
土星に守ってもらってもストレスになるだけなので
射手座の月に合った方法に合わせる必要があります。
ただ射手座の月は、その気になれば、取り組んだ
事柄に対して思い切り集中することが出来ますし、
牡羊座の土星も火のサインなので、夢中になって
取り組める事柄の選択は、そんなに難しく
ないはずです。
土星が牡羊座で月が山羊座の場合
山羊座の月は、自分の立場を気にするので、
非常にコントロールが難しい場合があります。
山羊座の月で、うつ病になり長期入院した人と
話した人が、その人のパートナーの出身大学を
踏まえた上で、だったらその人も同じくらい
頭が良いのねと言ったそうです。
頻繁にプレゼントをし合う仲で、全く他意が
無いと思われる会話だったそうです。
そのような物差しで自分自身も計るのが
山羊座の月なので、勢い抑圧的になり易く
頑張れない自分に対してボロボロな気持ちに
なり易いのです。
しかし、活動サインであり、上記のような理由は
裏返せば向上心にも繋がる資質なので、
牡羊座の土星の挑戦的な姿勢に上手く
乗って行ければ、月の状態は良くなります。
山羊座の月は、月が故に自分が望むような状況を
欲するだけで、山羊座の月の感性を満足させるような
状況を手にいれるための努力とは、また別物です。
上手く努力と噛み合ってくると活動サインの月なので
張り合いが生まれ、マイナスな意味での様々なことが
気にならなくなるはずです。
土星が牡羊座で月が水瓶座の場合
水瓶座の月がボロボロな気持ちになるのは、
少し特殊で、自分の気持ちに疎いところがあって
周囲が気が付いた頃には、かなり苦しい状態に
なっています。
このような水瓶座の月の性質は、幼児期の
環境だとか、生まれつきとか、様々な言われ方を
しますが、自分の好き嫌いで理由もなく他人を
いじめるようなことは、ほとんどないので
一つの個性の裏表と考えて良いのでは
ないでしょうか。
ただし水瓶座は、固定サインなので、ボロボロな
気持ちになると、そのまま抱え込んでしまって
なかなかその思いを手放すことが出来ません。
水瓶座の月の人自身が自分の気持ちを感じ難く
気持ちを考えのように扱ってしまって
気持ちが気軽なものでなくなってしまうから
なのですが、気持ちは、固まってしまう前に
放出するのが、心の健康の秘訣です。
そこで役立つのが、牡羊座の土星です。
水瓶座の月が、気持ちではなくこれは考えであると
思っていても、何でも良いので、気持ちだろうが
考えだろうが、思いついたことを片っ端から
試してみたい牡羊座の土星の力を借りて
手放すのです。
水瓶座の月の人は、自分の気持ちという感覚で
感情を捉えないでしょうから、自分が思いついた
考えを試してみる、実際に試さなくても、
一つの考えとして、誰かに、何かに
表現してみることでボロボロな気持ちに
なり難くなります。
水のサインならば、気持ちが柔らかいですから
何気ない会話の流れの中で自分の思いを
表現出来ますが、水瓶座の月の人は、気持ちが
考えにまでならないと自分で気が付けませんし、
気持ちが考えにまで固まっているので
しっかりとした形(何か作品等)で、表現することが
お勧めです。
作品と言っても、水瓶座の月と牡羊座の土星ですから
フリースタイルでOKであって、伝統的な様式に
こだわる必要はありません。
土星が牡羊座で月が魚座の場合
魚座の月は、支配星が海王星になります。
副支配星は、木星です。
どちらも、果てしなく広がっていく性質が
共通項になります。
無意識に魚座的自律運動をしている間に
どこまでが自分で、どこから他人なのかが
不明になっていくのです。
そのような性質が良い方向で働くのか、
悪い方向に向かうのは、相手次第ですが、
月は基本的にプライベートな領域を司るので
どのような人と付き合うのか、誰を信じるのか
理性で選ぶ必要があります。
魚座の月を無制限に開放すれば、様々な影響を受けて
混乱しますが、どこかでシャットアウト出来れば
問題は制限されます。
制限された範囲の同調ならば、それは魚座の月として
当然のキャラクターになります。
同調とは、優しさです。
この世で支えられるものは、相反する要素が
ダイナミックにぶつかって活動の幅を作っています。
魚座の月の優しさだけを受け入れてと混乱は不要と
するならば、それこそ魚座の月はボロボロな
気持ちになります。
「ボロボロという感覚に能動的に対応をする
牡羊座の土星と12サイン別の月」では、
太陽サインは、考慮せずに、土星で
フォローすることを書いています。
土星は、制限する天体なので、魚座の月に枠を
設けるのには、うってつけです。
月は無意識ですが、魚座が太陽であれば、
優しいだけでなく人間関係を切る時は
自分も他人も捨ててしまう残酷さも
持ち合わせているサインです。
自分に向かえば自己犠牲ですが、自他の境界が曖昧に
なればそれが他人に向かうこともあります。
今回は、何らかの理由でボロボロな気持ちになった
魚座の月を牡羊座の土星でフォローする場合ですが、
放っておくと無制限に広がっていく魚座の月の
思いを、実行可能なものは、実行して、
料理でもファッションでも創作や論文でも、
何でも良いので形にするとそれが自然と
魚座の月の歯止めになります。
実行不可能なものは、誰かに話すだけでもOKです。
牡羊座は、常に答え探しをしていますし、そのような
状態に熱中することが楽しいサインですから、
魚座の月とは、水と火のサインの組み合わせですが、
そんなに悪いものではありません。
得意なやり方が次第に確立されてきますから、
それを装置として魚座の月の思いを外に出す
流れになります。
月の思いは、外に出すと次第に月は、強くなります。
気が付くとボロボロな気持ちは、癒されて
逞しくなっているはずです。