第8ハウスについて、幾つか大変なことを
書きましたが、個人の能力は、第7ハウスから
第12ハウスのどこかで表現されなくては、
社会的に報われることが出来ません。
第8ハウスは、その中の一部であり、
第12ハウスまで向かう過程です。
第12ハウスは、現実において無力に
なってしまうので、仮に第11ハウスまでと
考えても、第8ハウスは、自分と他者を
実際に関係付けるために非常に重要です。
本当の関係性が構築されるまで、強制的な
力が働くことは、苦痛を伴いますが、
嫌だと思った瞬間に手放せば、何一つ
実を結ばないことは誰にでも理解が出来ます。
あらゆる物事は、人間関係であれ、夢であれ
自分と関係が無いと考えた瞬間に
終わってしまいます。
これは、物事に絶望した考え方です。
第8ハウスで培う力は、特定の人や集団と
関係性を結ぶ能力です。
この力を持って自由に動き回るのは、
次の第9ハウスになります。
第8ハウスで身に付ける内容は、人それぞれですが
見方によっては、その人の第8ハウスが示すものは
その人に必要な人間関係であり、愛情に関して言えば
「絆」です。
追い込まれたり、逆境にある時に人は、
心の底から絆を求めます。
その絆を作り出すのは、第8ハウスです。
第8ハウスの星座、ハウス内の天体のアスペクトや
支配星のアスペクト等確認することで絆を作る際の
傾向を知ることが出来ます。
大切なことは第8ハウスの状態を理解した上で
持って生まれた資質を良い方向で生かすことです。
第8ハウスを通して理解した状態は、自分と誰か
(愛する人等)を結ぶロープの性質みたいなものです。
どのような結び方をするかは、また別です。
確かにその性質からある程度結び方を想像することが
出来ますが、結び方はやる気次第でいくらでも
変えることが出来ます。