少し触れましたが、葛藤が多い環境で育った場合
より金星の魅力を発揮していける相性の
パートナーを考えるための見方は
少しコツがあるかも知れません。
そのコツはジェンダー問題に悩む人を占う時と
共通する部分があります。
実際にジェンダーに関する問題で悩んでいる方が
どれくらいいらっしゃるか分からないのですが、
ジェンダーが、出生後に分かれていく心理的、
社会的な性と考えれば、特定の身体的な部分で
男性、女性を分けて金星や火星を当てはめて
占っても望む結果は得られないかも知れません。
もっと言えば、ジェンダー問題を考慮せずに
生活可能な人であっても、男性的な要素、
女性的な要素を両方ありますし、
パートナー次第では、男性であっても
女性的な要素を出し易い場合もありますし、
女性であっても、パートナー次第では、
男性的な要素を出し易い場合もあります。
愛情に関して満たされない感じや
苦手意識を持っている人、虐待されて育った人、
葛藤の多い環境で育ったタイプの人は、
男性であれば男性らしくあることに
負担を感じ易い傾向があります。
女性であれば女性的な要素を24時間発揮することに
ストレスを感じる傾向があります。
そうなると、金星や火星の意味合いや扱いは
かなり変わってくるというか、単純には
考えていけない部分があります。
つまり、受身な時の相性、能動的な相性のように
捉える必要があると思うのです。
そのように相性の把握の仕方をするメリットは、
良い意味で依存し合える相性ということになります。
子供時代に甘えられずに、生きることが苦しいくらい
心に沢山の傷や未成熟な部分を残したままで
頑張っていかなければならない時に、本当に
必要なパートナーは、甘えられる相手です。
そして尚且つ対等に成長していける相手です。
少なくとも身体的性差を越えて、どちらかと言えば
ジェンダー問題を考えるような視点で相性を
考えてみてはいかがでしょうか。
その時に重要なのは、それぞれの天体が抱えている
サインの度数です。
ここでは、詳細な説明はしませんが、様々な二人の
感受点において異質なのに共通項が多いという
相性がそのようなものに近いかも知れません。