月は12サインで、そのサインの度数の意味を
1度ずつ拾ったとしても全部で360種類しか
ないよう思えますが、月は個別の天体の影響を
受けますし、天体だけでなく周囲の人々の影響も
受けます。
それは誰一人として同じ月がないことを意味します。
これは自分らしさの幸せや満足感の種子
みたいなものです。
第4ハウスは箱モノとしての家、中身の家庭として
愛情が育ち、家族を気持ちを回復させる大切な空間
だと書きましたが、家は機能性や防犯も必要ですし、
住宅ローンの支払い、それに伴う抵当権設定、
ローンを組んだ人が亡くなった時の保険、購入後の
控除等々現実的な事柄がいくらでも出て来ます。
はっきり言ってこれらは、月にとって邪魔です。
そのようなことは取りあえず脇に置いといて
純粋に生きるためのエネルギーをチャージする
時間を人は、必要とします。
時間は作れませんが、空間を作ることで
自分に合った月を癒す、月の力を満たす時間を
作り出すことは出来ます。
これは、実際の家とは異なる空間で、あえて言えば
自分だけの第4ハウスです。
現実の家は、構造物として、最低でも建築基準法を
満たすものでなくてはなりませんが、自分だけの
第4ハウスは、月が作り出すイマジネーションを
再現することが目的ですから、構造物として
自由の利く小屋が合っているかも知れません。
小屋で自分に合った空間を作るのであれば
自由にデザイン出来ます。
素材も自由です。
個人の月のイメージを売っているものに
求めることは、仮にオーダーメイドであっても
難しいものがあります。
なぜなら、誰かに発注するとどうしても
自分の月のイメージに対して自問自答する機会が
減るからです。
自分で素材を見つけて、手を動かしながら
引き出すイメージの深さは、何回かの打ち合わせに
勝るものです。
牡羊座の月の場合
第4ハウスのイメージが変化し易い牡羊座であれば
気軽に作って壊すことも出来ます。
開放感のある小屋に好きなテーブルと椅子を
置いてみるのも良いかも知れません。
牡牛座の月の場合
自分の好きな素材をふんだんに使った
インテリア重視の小屋になるでしょう。
一度作ると大切にするので、構造部分には
防腐剤を使った木材を使うことがお勧めです。
完成してからも少しずつ手を加えていくでしょう。
双子座の月の場合
小屋を作りたい気持ちが生まれるかどうか
怪しい双子座の月です。
気持ちが拡散し過ぎて自分を見失った時は
簡単な小屋を作って過ごしてみる時間が
救いになるかも知れません。
刺激を止めるべき時期もあります。
蟹座の月の場合
アクティブですが、人の気持ちに振り回されて
疲れることが多い蟹座の月ですから、
自分だけの空間は自分を取り戻すことに役立ちます。
自分だけと言っても、友人を一人、二人と
連れて来るかも知れませんが、本当に気の合った
友人にとどめるべきです。
獅子座の月の場合
何かを創造する工房のような空間でも良いですし、
設置場所によっては、楽器を弾くスペースとして
利用出来る小屋も良いかも知れません。
獅子座は大きめの小屋を好みますが、
床面積が10m2を超えると建築確認申請が必要です。
乙女座の月の場合
恐らく12サインで一番神経質な乙女座の月は、
小屋というイメージに自分自身の気持ちを
回復させる場所のイメージを預けられるか
微妙ですが、自分の部屋の一角を更に神聖な
場所にしても良いですし、乙女座の月であっても
ハウス次第では、小屋の素材や作り方、
設置場所によっては、小屋の方が気持ちを
回復させる力があります。
天秤座の月の場合
天秤座の月であれば、小屋を作る場合は、
庭の飾り小屋のようなものが好きかも知れません。
小屋と言っても4面の壁がある必要はありません。
例えば多肉植物を飾る場合であれば、南向きは
解放された飾り棚のような小屋が良いですし、
庭が広ければ四面壁がある古ぼけた小屋で
アンティークな窓があっても素敵です。
蠍座の月の場合
石を積み上げて作られた2坪くらいの
小さな塔のような小屋を見たことがあります。
趣味で作られたもので、木製のドアと小さな
はめ込み式の窓がありました。
石を積んだ壁が作り出す雰囲気は、一言で言えば
静謐です。
蠍座の月はそのような空間か、部屋のような小屋で
手の届く距離に好きなものが散らかっているような
空間でしょう。
蠍座意識の深さで求める居心地はかなり
変化するでしょう。
射手座の月の場合
純粋に楽しんで無国籍な小屋作りを
楽しむかも知れません。
中身は楽しむための道具が入れられるでしょう。
記事タイトルに沿って気持ちの回復に繋がる
小屋ならば、割とシンプルに作るかも知れません。
精神性の追求だけではやっていけないという
自覚が目覚める前段階で、現実的なことを
受け入れる勇気が湧いてくるまで過ごすための
小屋になるでしょう。
山羊座の月の場合
何かしら現実的な目的がなければ、小屋作りに
意味を見出さないかも知れませんが、仮に
実用性が主体であっても、小屋という空間は
家とは異なる非日常的な何かがあります。
月が司るような気持ちを回復させたい時に
小屋ならば、気持ちを表現する空間としての
自由度の高さがあります。
その自由さは、抑圧された山羊座の気持ちを
取り戻すのに役立つかも知れません。
家のインテリアを無造作に扱うことは躊躇しても
小屋の壁などは好きに塗っても大丈夫です。
山羊座は、社会性と本音が上手くマッチすると
大きな幸運が訪れます。
水瓶座の月の場合
水瓶座の月にとって小屋が、機能するとすれば
執筆用の空間として利用するのもありかも
知れません。
水瓶座の月は、12サインで一番自分の
気持ちに気が付き難いところがあるので
少しだけ都市部から離れて読書をしたり
何かしら書き物をしてみるのも
良いかも知れません。
そうやって少しずつ感情面を肯定していくことで、
精神的な負担が大きく減ります。
魚座の月の場合
小屋作りにかなりメリットがあるかも知れません。
小屋ならば、常識にとらわれずに自由に
夢のような空間を作ることが出来ます。
魚座的な気持ちを思い切り反映させた空間を
日常生活に持ち込むのは、難しいので
思い切ったことが出来る小屋は最適です。
影響を受け易い魚座の月は、自然の多い場所に
小屋を設置すると気持ちが深く癒されます。