サカナクションの山口一朗さんが発信し続けている
ものは、現実的な枠組みの中で生きないと普通の
人たちに対して、山口一朗さんによって適切に
調整された火のサインの創造性が心地良く
自分を取り戻してくれる作用にあるかも知れません。
そんな山口一朗さんが言葉にされる
「美しくて難しいもの」について占星術的に
観てみました。
目次
1、山口一朗さんが求める「美しくて難しいもの」
2、山口個人の音楽追求(ライフワーク)と
ビジネスとしての音楽(ライスワーク)
1、山口一朗さんが求める「美しくて難しいもの」
サカナクションのリーダー的存在である
山口一朗さんは、インタビューの中で
創作の中の「美しくて難しいもの」に
対する情熱と聴いてくれる人たちに
届けるための「分かり易さ」のバランスに
言及することがあります。
山口一朗さんにとっての「美しくて難しいもの」に
ついて考える時に絶対に外せないのが、
ホロスコープの中に地の元素が非常に多いことです。
しかも、全てが乙女座です。
太陽、月(生まれ時間によって獅子座)、
水星、火星、木星、土星と、最大で10天体中、
6個が乙女座になります。
本来、地はとても現実的ものに価値を見出します。
しかも、山口一朗さんの地は乙女座なので、
個性を出さずに実際に役立とうとするサインです。
自分の思いを創作して表現する獅子座を否定して
成長しようとするのが乙女座です。
しかし、実際の山口一郎さんは、センス溢れる
音楽を作り続けています。
これは、地のサインが過剰になると、かえって
精神的なものを強く求めるキャラクターになる
傾向があるからだと思われます。
しかも、山口一朗さんの太陽サビアンは、
乙女座16度若しくは17度ですから、
対抗サインである魚座の侵入を受けますから
イマジネーションは非常に豊かになります。
本来の乙女座にとっては、不利な条件ですが、
ミュージシャンにとっては、直接的に
創造性を刺激されるでしょう。
山口一朗さんの乙女座気質は、その精神性を
具体化しサカナクションの音楽を
プロデュースする際には、とても実際的な
段取りを考えて行われているところに窺えます。
山口一朗さんの作り出す音楽のイメージから
そのようなインタビューを読むと意外な感じを
受けますが、自分の精神的領域を明確に線引きし
聴いてくれる人たちと、どのように繋がっていくか
というある種の段取りは、乙女座タイプならではの
思考の使い方です。
乙女座的思考は、山口一朗さん個人の音楽性を
追及するための活動をライフワーク表現し、
職業として生きていくための活動をライスワーク
と捉えるところにも表されています。
2、山口さん個人の音楽追求(ライフワーク)と
ビジネスとしての音楽(ライスワーク)
乙女座は、裏方的、補佐向きなサインでもあります。
山口一朗さんの過剰な乙女座気質の中で、人前に出て
活躍出来る原動力は、金星獅子座でしょう。
自分を表現する時や創作している時に、楽しさを
感じるからこそ17歳からビクターの育成枠に
入れてもらえたり、その後も音楽活動を続けられた
のだと思われます。
本来なら沢山の地に埋もれてしまいそうな
獅子座の火のサインですが、地の元素の過剰さが
精神性を求める主体を作りあげると共に
山口一朗さんの楽しみを担う金星獅子座の火の
精神性と上手く噛み合うことで、音楽活動が
継続されているのでしょう。
インタビューの中で、より純粋なものとして
発表するときは、ビジネスじゃないほうが
良い気がする・・・というようなことを
話されていますが、このような趣旨の発言は
金星という個人的な楽しみの範囲を的確に
表現されていると思います。
これはまさに金星獅子座の趣味としての創作
という個人的な楽しみと実務的な要素を
無視出来ない乙女座の要素が心の中で
比較されたことが前提になっていると思います。
楽しくないことは、金星の範囲を超えて
しまいますから、そこから先は、山口一朗さんに
とっては、商業ベースの音楽ということになって
常に「分かりやすさ」を考慮に入れた音楽作りに
なっているのでしょう。
山口一朗さんの金星は、生まれ時間によっては、
サビアン度数蟹座30度にも入りますが、
そうなるとホロスコープの天体のバランスが
ほとんどプライベート部分になってしまい
とてもではありませんが、これほど人前で
活躍される人にはならないでしょう。