３年連続で２位の和牛がＭ１で優勝するための
アイデアを考えてみました。
占星術のブログなので、過去の優勝者コンビの
ホロスコープを参考に考えたものです。
漫才の技術的な記事ではありません。
お笑いコンビのメンバーの太陽サインを
コンポジット計算して、サインを出しています。
目次
１、霜降り明星(２０１８年優勝)
２、和牛(２０１８年２位)
３、ジャルジャル(２０１８年３位)
４、２０１８年まとめ
５、和牛が優勝するにはどうすれば良いのか、トレンディエンジェル。
６、和牛が優勝するにはどうすれば良いのか、サンドイッチマン。
７、和牛が優勝するために
１、霜降り明星(２０１８年優勝)
１位通過。
霜降り明星 天秤座約３、６９度。
せいや 乙女座２０、５７度。
突っ込み(スクエア多数)
粗品 山羊座１６，８２度。
ボケ(ソフトアスペクト多数)
せいやさんは、乙女座なので地の柔軟サインです。
同じ地のサインの活動サインである粗品さんに
合わせていく無理のない組合せです。
コンビとしては、天秤座の初期度数ですから
分かり易い個性の確立に励みます。
地のサイン同士が作り出す個性ということで
意思統一がし易いのでしょう。
初期度数なので、無理のない勢いが
生まれ易いのかも知れません。
２、和牛(２０１８年、２位)
和牛 乙女座１６、８３５度
水田信二 牡羊座２５、２９度
川西賢志郎 水瓶座８、３８度
和牛は、牡羊座と水瓶座のコンビです。
火の活動サインである牡羊座の閃きを
風の固定サインの水瓶座が受ける形です。
二人が力を合わせることで、乙女座の
第４グループのサインになります。
一口に乙女座と言っても、その度数でキャラクターに
違いがあって和牛の第４グループの乙女座は、
乙女座の影になる魚座の侵入を受けますから、
影の魚座というブラックなキャラクターが
顔を出し易くなります。
３、ジャルジャル(２０１８年３位)
ジャルジャル 山羊座５、５度
後藤淳平 魚座２９、６９度
福徳秀介 天秤座１１、３度
天秤座と魚座は、協力し合うのに
かなり努力が必要な組合せです。
この努力が、無理をしていると映るのかどうかは
工夫次第ですが、ジャルジャルの活動サイン
山羊座の勢いが面白さに繋がるのでしょう。
４、２０１８年まとめ
こうやって比べてみると、優勝した霜降り明星と
ジャルジャルには勢いがあります。
両者の違いは、ジャルジャルの作る勢いに
無理を感じる人がいるかも知れないという点です。
無理が洗練されていけば、独特のリズムに
なりますから、今後どうなるは分かりません。
和牛は、背後に魚座を感じさせる乙女座なので
大人しくてもイメージは豊かですから、深い
面白さがあるのですが、コンビ同士でお互いを
合わす方向にエネルギーが使われていて
もう一歩、もしかしたら半歩、突き抜けるための
踏み込みが足り無いのかも知れません。
そのサイン(星座)の第４グループは、反対側の
サイン(星座)のイメージを扱うので豊かさはあります。
和牛の努力の無ければ、反対側のイメージに
混乱するだけですが、それを扱う技術が確立
されているからこそ、多くの人が面白いと
感じるのだと思います。
しかし、恐らく審査する側からしたら、Ｍ１の
優勝者にはもう一つ、付け抜けた雰囲気が
欲しいと思う人がいても不思議ではありません。
Ｍ１がフィギュアスケートのようなスポーツであれば、
技術点、様式美、ネタの深さ、等々様々な要素を
加点して、３年連続２位ではなく、和牛３連覇
という結果になっていたかも知れません。
ところが魅せる仕事と言うか、お祭りのような
性格が加わって来ると、勢いやインパクトが
ある方を選ぶべきではないかというバイアスが
ある程度かかるかも知れません。
この差を埋め切って優勝したのが２０１５年の
トレンディエンジェルかも知れません。
５に続きます。
５、和牛が優勝するにはどうすれば良いのか、トレンディエンジェル。
和牛の似たタイプの過去のＭ１優勝コンビを
探したら、トレンディエンジェルいました。
Ｍ１優勝者は、それぞれサインで初期度数の
勢いのあるコンビタイプや占星術的に力がある
ことを示す、２１度から２５度の第５グループで
あったりする傾向があるのですが、
トレンディエンジェルは、和牛と同じ第４グループで
反対側のサイン(星座)イメージのコントロールが
必要なタイプです。
使いこなすまでは、反対側のサインは足を
引っ張る要素です。
和牛もトレンディエンジェルも２位通過なのは
勢いの問題かも知れません。
第４グループは、どうしても大人しくなり、勢いは
期待出来ないのですが、トレエンの斎藤さんも
たかしさんも同じ水瓶座ということで、
お互いの協力関係にエネルギーを使わずに
そのままの自分を素材に出来ます。
優勝した霜降り明星は、乙女座と山羊座の
地のサイン同士ですから、二人で漫才を
する時にありのままでやれます。
トレンディエンジェルは、斎藤さんもたかしさんも
水瓶座で全く同じサインです。
二人共固定サインというワンパターンになりがちな
リスクを抱えても優勝出来たのは、無理のない
組合せのコンビで頑張るのならば、素の自分で
笑いを取りにいけることを意味しています。
このようなスタンスは、ひねりがないので
それだけでは、駄目ですが、和牛の参考に考えるなら
演じてでもそのままの自分を出しているように
見せられれば突破口になるかも知れません。
２０１７年の優勝したとろサーモンも和牛と
違うところは、初期度数の勢いですし、２０１６年の
銀しゃりはサインが力を発揮出来る度数です。
２０１０年の笑い飯は生まれ時間不明のままだと
微妙な度数になります。
６、和牛が優勝するにはどうすれば良いのか、サンドイッチマン。
かなり古くなって２００７年に優勝したサンドイッチマンも
第４グループのコンビです。
二人を合わせると蟹座１７，９くらいになります。
伊達さんと富澤さんは、二人共地のサインです。
サンドイッチマンは、ライブを通して自分たちの
背後にあるイメージと格闘したからこそ
磨かれた技術があります。
背後のイメージもコントロール出来て、コンビとして
活動していても素の自分を出し易い組み合わせです。
７、和牛が優勝するために
漫才は、コンビの化学反応で面白くなります。
ホロスコープを観ていると、完全にどちらかが
ボケでツッコミという関係がはっきり見える
場合もあれば、相手との絡みで、出来る方が
ボケをしているという場合もあります。
そのように細かく観ていくと過去の優勝した
コンビにあって和牛にないものは、素の自分たちを
見せているような雰囲気かも知れません。
火と風のサインで無理のない協力関係は
出来ていますが、まだ協力し合うことに
重心があり過ぎるのかも知れません。
もしかしたら、そのようなものは考えて
出るものではないかも知れませんが、後半歩で
優勝出来るとしたら、ナチュラルでなくても
大丈夫な可能性もあります。
ジャルジャルは、合わせ難い二人が、頑張って
合わせることで勢いが生み出されています。
多少の無理も芸の内かも知れません。