第12ハウスの月は他人の影響に晒され易く
個人の欲を追及するには気持ちが弱すぎます。
このような第12ハウスの月が無理のない
職業選択をするとすれば、欲望を主体に
置かない公務員が一番でしょう。
どんな職業でも個人の成績を上げたいとか
出世したいという気落ちをメインに置くと
第12ハウスの月にとっては不向きになります。
公務員であれば建前としては、私利私欲ではなく
公の大義名分の下にやらなければならない仕事を
国民、県民、市民のために行うのです。
このようなスタンスであるならば確実に
公務員に向いています。
一般企業はどうしても、その企業の特定の利益を
相手が法人であれ個人であれ推し進めなくては
いけません。
第12ハウスの月の人がそれが公益になると
信じているのであれば問題なく取り組めるでしょうが
なかなかそのような企業はありません。
もちろん無くはないのでやりたいことがあれば
検討する価値はあります。
どんな職業や職種であっても無私に態度で奉仕的に
取り組めるのであれば問題はありません。
もう一つの注意点は他人の影響が入り込み
易過ぎるので、月のサインとかけ離れ過ぎた
職場だと長続きはしないでしょう。
本来仕事運は第2ハウス、第6ハウス、第10ハウスの
コンディションやバランスを勘案して考えるのが
基本ですから、第12ハウスの月だけで考えると
見落としが多くなります。
他のハウスの月よりも疲労の回復に時間が
必要になるので休日の少ない職場や常に
団体行動が求められる職場は避けた方が良いでしょう。
第12ハウスの月の裏技として個人感情を一切
放棄してその環境に埋没するという手段がありますが
合わなければやはりフラストレーションが
たまりますから落ちついて転職先は検討する
必要があります。
純粋な部分も多々あって本質的に環境に
溶け込めないところもあるので、合わないと
感じる要素があったら、違和感を無視せずに
しっかりと検討する必要があります。
後々その違和感は大きく膨らむ要素です。
本来、月は習慣化することで慣れるものですが
第12ハウスの月は少し違います。
合った環境にはまることが力を発揮する
前提条件として強く働きます。
悪く言えばなかなか順応しないのです。
影響され易いのに適応しない厄介な月です。