モデルのような女性であっても30歳まで恋愛経験が
無いと言ったような例のお話です。
「その辺りまで考えると姿形を変えて両親が自分の中に
住んでいることが分かります。
何故このようなことを書くかと言うと、父親や母親に
対して自覚的でないと自分の資質を単なる両親に
愛されるためだけに使うからです。
これが月の年齢域とかであるならば当然なのですが、
いつまでも親の顔ばかり見ていると、進学の選択、
恋愛の好み、職業選択等々大切な事柄について
自分らしさが反映されなくなります。」と
書きました。
これにちょっと補足したい点があります。
例えば両親が何らかの元素(火・地・風・水)を
持たない人たちだとします。
このような両親は常に足り無い元素を無意識に
他人から吸い取ろうとします。
一番分かり易いのが、地のサインに関するお金に部分です。
欲しがる割には大切にはしません。
他人から借金をする確率が高くなります。
それは自分にない元素に関しては、それが無い状態が
正しいと感じているからです。
これは厄介な矛盾を作り出します。
子供の中に地のサインがあった場合に、その子供の
地のサインが親に対してフォローしている状態なのに
まるで価値がないように扱います。
なぜなら、両親にとってはあれば便利だし必要では
あるけれども、なくて当然の資質であり、本音を
言えば地の元素は消耗品みたいなものになるからです。
使ってしまったらまたどこからか補給すれば良い
ということです。
ではこのような親が人でなしかと言うとそうではなく、
自分自身が持っている元素に関してはとても
大切にします。
このような親子の組合せから育っていく子供の心の
欠損した感覚は親が持っていない元素に対応する
子供の天体が太陽サインや月サインであれば
必ず人格のどこかに破綻が生じます。
親から太陽サインや月サインの価値を単なる消耗品程度の
価値しかないように扱われて育つからです。
このようなタイプの人が実際の世の中で目を出したり
健全な愛情関係を結ぶことはとても大変です。
人格の一部がないわけですからエンジンが足り無い
飛行機みたいなものです。
もし金性サインがそのようなものに該当したら
モデルのような女性であっても30歳まで恋愛経験が
無いと言ったような、意味不明なことにもなります。
愛される価値がないと言外に言われ続けて育ったような
ものですから致し方ないのですが、本人だけをいくら
観てもそんなことは分かりません。
このようなことはある元素の有無だけではなく
少な過ぎる多過ぎると言ったようなバランスでも
起こり得ることです。
このようなケースはかなりレアと言えばレアですが
あまりにも分かり難い場合は適当にお茶を濁さずに
やはり親との相性をきちんと観ることをお勧めします。
ちなみに愛情にある偏りを何でフォローさせられたかは
リリスのサインでも推測することが出来ますから、
その内容と照らし合わせて納得出来る点があれば
そのようなセンスで愛情を見直すと案外、愛情に
関する問題は解決するものです。