山で出会った神様たち

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占星術でもスピリチュアリズムでも

霊のお話でもありません。

スキー場の近くで暮らしたことがあります。

雪が沢山積もる山は温暖な地域とは植生が違います。

夜の山の中ではフクロウが音もなく飛びます。

両翼が1メートルあるくらいに見えますが

夜は大きく見えがちですから、本当の大きさは

分かりません。

ただフクロウの命の気配が素敵過ぎて

脳裏に焼き付いて離れません。

山にはお店がありませんから麓のスーパーまで

降りていって買い物をしていました。

なぜかいつも帰り道でキツネに会います。

カーブ続きの近道を登っていく途中で、キツネが

身体の半分ほどあろうかというふさふさとした

尻尾を踊らせています。

自宅近くまで来ると焦げ茶色の野兎が「おかえり」と

言うように点在しています。

生き物はたちはあるべきところにいるとまるで

神の遣いのようです。

動物園や街中で見る生き物と放つオーラとまるで

違います。

神々しさがあります。

人は野生の生き物とは違いますが、自分らしく

生きられる環境にいたら、ちょっとは彼らに

近付けるのかも知れません。

あのような見えない輝きを感じるとどんな生き物にも

神が宿っているように思えます。

私たち人間にも宿っていると思いたいですが、

どう見ても私たちは奪い過ぎています。

還元する術すらないように思えます。

このまま変わらなければ彼らは消え去ってやがて

人間だけの世界がやって来るでしょう。

生きている間に彼らに会えて本当に良かったです。

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