他人とどのように接していくのか、その動機や
難しさはジュノーとその他の要素のバランスで
理解出来る部分があります。
インコンジャクトはその時々で動機が移ろい易く
その場限りの衝動が発生し易いアスペクトです。
だからこそトレーニングすることで新しい
調和点を作り出そうとします。
このようなインコンジャクトを複数持つ
タイプの人は自分のコントロールが非常に
難しく鬱と診断されて入院、通院されている
こともあります。
ところが、そのようなタイプの人であっても
何とか組織に勤めていたり長期的に物事が
継続するタイプの人はジュノーにハード
アスペクトがありません。
もちろんハードアスペクト、中でもスクエアの
有無と言ったような単純な話ではありませんが、
スクエアが多ければ多いほど扱い難い傾向は
強くなります。
それは他人からという前に本人が他人との交流を
難しく感じるでしょう。
ジュノーは性的な要求についても関わって
きますから、そのようなチャンスに対して
素直にアプローチ出来ないという形で表れる
こともあります。
好きな人がOKサインを出してくれても
何か微妙な点が引っかかって上手くいかない人は
ジュノーにスクエアが多い傾向があります。
小惑星を使用せずにハウスと10天体と
一般的な感受点でシンプルにホロスコープを
作って読んでも難しさは窺えるのですが、
そのような読み方の幅が作り出す部分に対して
ジュノーを補足的に用いると愛情、人間関係に
対する気難しさ等の一つの目安になります。
滅多にないホロスコープとして、10天体で
ホロスコープを作ると気難しさが多分にあるのに
恐ろしく素直(言い方を変えれば幼い)であったり、
怒ったかと思うと平然と遊び始めるような人で
ジュノーのアスペクトがない人もいます。
見方によっては心が綺麗と言うか、純粋過ぎて
周囲が手を差し伸べてくれるタイプですが、
やはり恋愛傾向は本当に不思議なものがあって
純真無垢な子供とその保護者と言ったような
雰囲気の交際をされているようです。
好きな人のOKサインに素直になれないタイプにも
様々なパターンがありますが、そのようなチャンスに
対して自分自身からある種の気難しさで回避して
しまう場合はジュノーのアスペクトについて
考えてみると参考になる部分があります。
ではもしそのようなタイプであれば、どうすれば
良いのかと考える人も当然いらっしゃると思いますが
これは単純に相性が解決してくれます。
気難しいタイプの人は相手の土星にキャッチ
してもらえると、きっちり捕まえてもらえる
ようです。
このようなタイプの人に限らず性的な満足感は
情緒的な安定に大きく関わってくる部分です。
睡眠、食欲と並ぶ本能的な欲求は存在の根幹と
なる部分ですから、相性の良い相手と出会うことは
とても重要になります。
それが出来れば気難しいタイプの人でも、楽しく
暮らせますし、雑な言い方ですが葛藤の少ない
ホロスコープであっても愛上面での相性が悪ければ
様々な面で荒れるものです。