死にたくなる理由と冥王星

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第12ハウスにある天体と自殺が意外に

沢山読んで頂けたので追加記事です。

いつもは第12ハウスの利用方法について

書いていますが、本来は厄介なハウスで

あるということをストレートに書きました。

最初にお断わりしますが、どんなホロスコープ

であっても良い影響を引き起こすような

使い方はあります。

逆に言えばこじらせれば死にたくなるような

気分になることもあります。

死にたいというレベルは腹が立ったとか

落ち込んだというようなレベルを超えた

ところにあります。

死にたくなるような一線とは、自分の中の

罪の意識に負けた時です。

本当は勝ち負けではありませんから、正確には

罪の意識を扱い切れなくなった時と言えます。

占星術的には冥王星のあるハウスがそれを

表していますが、普段は何とかそのような感情を

どうにかしてやり過ごしたり、アスペクトに

よっては積極的に活用しているタイプの人も

いますが、ハードな天体なので時折、背負い

切れなくなるような気分になったり、トランジットの

天体との関わりで間接的に暴発する場合もあります。

間接的と言うのはネイタルチャートで冥王星と

アスペクトを持っている天体が刺激される場合です。

コントロールされている時は強力なエンジンに

なり得る冥王星です。

罪の意識にしても生かせる状態にしても、冥王星

そのものにアプローチするのではなく、ハウスとの

絡みやアスペクトしている天体の性質等を通して

間接的に行います。

ある意味面倒な天体です。

冥王星の持つ激情や残酷さを手懐けるという

意味ではどのようなハウスにあっても

努力が必要です。

第12ハウスに冥王星があるタイプの人は、

そこから更に一手間かかることになります。

他人が不可解な理由で死を選択するように

見えるのは冥王星のあるハウスだけの問題では

なくて、そこに関わる様々な要素(アスペクト、

サイン、支配星等々)がその人特有の罪の意識を

作り上げているからです。

そんな理由で何故?と他人が思っても、それが

どれほどその人にとって重大なものか、また

支えになっていたものなのかは決して他人には

分かりません。

ですから味方に付けるしかありません。

低レベルであれば、その罪の意識を誰かに投影して

誰かをいじめたり迫害したりしますが、自分で

背負えば成長の原動力となります。

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