優しさはその人が定義するもので
いくらでもその内容を変えていきます。
魚座の優しさは相手が望むものを与えようと
しますから、客観的な正しさは必要では
ありません。
水が足りなくて困っているには水を与え、
水が余って困っている人からはそれを
取り除きます。
Aさんが寂しいと言えばAさんの抱きしめ、
Bさんが心細いと言えばそっと頭を撫でて
あげます。
Cさんが側に居てと言えば、可能な限り
黙って横に居てあげます。
Aさん、Bさん、Cさんが魚座さんのことを
恋人だと思っても鋭く否定することは
ありません。
悲しむ顔を見たくないですし、何よりも
悲しませたくないからです。
このような優しさを嘘と言うのなら魚座の一面しか
見ていないかも知れません。
魚座自身がその時に感じている気持ちに素直に
行動しているだけです。
それは相手に対しても自分に対しても同じですから
魚座的には本当なのです。
魚座自身が嫌になればいなくなります。
その時の気持ちにこだわりなく乗って行くのが
魚座の生き方です。
どんな人でも気持ちは変化しています。
ただ混乱するのが怖くてどこかで固定します。
魚座は普通の人が怖がることを恐れません。
これはある意味で究極のヒューマニズムです。
それだけ魚座の優しさは真理に近いものになります。
しかし真理は人を傷付けます。
人は傷付けるものについて「嘘」と呼びます。
魚座の優しさの都合の良いところだけに接すると
まるでメンヘラ製造機のようです。
真理(嘘)とセットだからこそ人間の優しさになります。