自殺衝動とリリスとの和解

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リリスの幻想を本気で信じてその感覚が

現実に切り替わる時はとても危険です。

自分自身のリリスがもたらす幻想に本気で

期待する人は辛い親子関係の逃げ場に

なっている場合があるからです。

リリスはこの世に接していませんから

どんなに求めても直接どうにかなるもの

ではなく感覚的なものですが、

リリスが感じさせる感覚に自分なりに肉付けして

ある種の概念や目標に期待するような形を

作りあげていく場合があります。

リリスは月の軌道から導き出される感受点

だからかも知れませんが、母親の愛に上手く

馴染めない場合、母親と相性が悪い場合は

リリスが示すポイントに逃避する傾向があります。

しかし本人的には逃避とは思わずに一つの

好みとして捉えられたり、憧れ、夢として

把握されることが多いようです。

問題はこのような捉え方が出来なくなる

場合があります。

その時に死に大きく傾きます。

大きく取り乱すでしょう。

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しかしそのような類の幻想は本当はない事を

心のどこかで知っていたはずです。

他人の感じ方について断定するのもおかしなこと

ですが、人はそんなに馬鹿ではありません。

つまり相性の悪い月の代わりにリリスを

心の支え(愛情の欠落を埋める幻想)にしていた

と考えるのです。

支えを失ったのであれば代わりの支えを

見つければ良いというのは方便的な考えです。

もう生きていたくないと思うような衝撃を

受けるようなタイプの人はそれまで味わっていた

リリス的感覚を得られる手段を見つけることを

お勧めします。

このようなタイプの人はそのような傾向が

あるからこそ強い衝撃を受けるわけですから

その気持ちの生理を無理矢理に変えるのではなく

手段を変えるのです。

手段を変えるメリットはそれまで幻想に対する

自分の猜疑心に蓋をするような態度を取っていた

欠点を改めることが出来ます。

そのような客観的視点が得れれば、生活の中で

自由にそのリリス的感覚を楽しむことも

出来るようになります。

恐らくこのようなタイプの人は、どのような

パートナーを選択してもまるで実母のように

リリス的幻想から自分を切り離すことは出来ない

タイプの人なのでしょう。

それまで自分を育ててくれたリリス的感覚を

捨てることは人でなしというよりも、愛を

根底から否定することになるのかも知れません。

どのような愛であれ、愛を大切に出来なければ

健全な精神を保つことは不可能です。

そこに愛を感じるならばそれを大切にすることが

現実的と言えるのではないでしょうか。

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