大人のADHDを支える二つのアスペクト

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ADHDと診断された男性のホロスコープに

ついて考えてみました。

衝動性と不注意の組合せのADHDの方です。

記事の内容の都合上ADHDについて簡単に

箇条書きします。

ADHDの正しい情報についてはご自分で

お調べ下さい。

ADHDとは、注意欠陥、多動性障害を伴う

神経発達症、行動障害と言われるものです。

衝動性障害

思いついた行動に対して善悪の判断を

せずに衝動的に行う傾向があります。

多動性

時と場所に相応しい行動のコントロール

出来ないままに動き続ける傾向があります。

注意欠陥

我慢や集中力の欠如と言われますが、集中

し過ぎて他のことに関心が向かない不注意

というのもあるようです。

(1)牡牛座の太陽と蠍座の冥王星のオポジション。

このアスペクトがあると強制的な冥王星に

せきたてられて理想を追い求める太陽は、

その目的を自覚しないまま動き出します。

冥王星に小突き回される心理を現実的に

満たすことは無理と考えた方が良く、

落ち着けない心情に陥ります。

オポジションは太陽サインという個人の意識が

常にターゲットにされるので、冥王星に

見張られているようなもので、見えない鞭に

打たれて動かされるような状況です。

このような状況に相応しい目的と能力があれば

その衝動性は努力へと昇華され周囲から

理解される場合もあります。

しかし一般的には衝動性がコントロール出来ずに

他人をマネジメントしたり、他人と同じ条件で

管理されることも難しいので自分のペースで

生きるより仕方がなくなります。

冥王星基準に合わせて行動することになるので

常識に合わせて行動することが困難であり、

常識的な行動では満足出来ず、その妥協しない

姿勢は普通は我がまま、非常識に映ります。

このような性質を大人のADHDの衝動性の

要素に該当すると判断されたのでしょう。

この方は蠍座の冥王星が牡牛座の太陽の資質を

食らうようなオポジションなので、余計に

衝動性が止められないのでしょう。

衝動性(蠍座の冥王星)を止めたら仕事

(太陽牡牛座)が出来なくなり収入が途絶えます。

太陽サイン牡牛座のこだわりや集中力も

強くなるので、その辺りも大変です。

このようなタイプの人は才能に恵まれたり、周囲の

人の理解に恵まれる必要があります。

この方ではありませんが、月と火星のハード

アスペクト(コンジャンクション含む)も衝動性が

強いアスペクトになります。

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(2)太陽と木星のコンジャンクション

この方は、太陽と木星のコンジャンクションがあり

周囲の援助に恵まれています。

大人のADHDはある程度の能力と周囲のフォローが

必要ということでしょう。

個人天体(火星までの個人天体)が冥王星に見張られて

いる場合は、普通の人が100とか200と言った

多様な面に向けている意識を冥王星にせきたてられて

8や10くらいにしか向けていないのかも知れません。

常識の尺度に照らし合わせてADHDという診断が

下されるのでしょうが、占星術的には個性の一つです。

同じ太陽サイン、今回の記事と同じアスペクトを

持っていてもADHDではない人も当然います。

それぞれの感受点やアスペクトがどの程度強調

されて、その他のポイントがなぜ働かないのか

本当の答えはそこにありますが、それは器質的な

ものや育つ過程で何らかの理由により発達した

部分とそうでない部分があるとしか言いようが

ないでしょう。

ただホロスコープ的には沢山の感受点がある

わけですから試しに使ってみることは

出来るはすです。

それも出来ないならば他の障害になるかも知れません。

まとめ

太陽と冥王星のオポジションをADHDの原因のように

書きましたが、このアスペクトを持っているタイプの

人にとっては才能の源泉でもあります。

この方は太陽と冥王星のオポジションという才能

太陽と木星のコンジャンクションという保護によって

成り立っていると言えると思います。

他のホロスコープの要素も拾うと量が多くなるので

ここで止めますが、人のキャラクターは生まれ持った

ものと周囲の人との相性やその時々の影響力で

成り立っている柔軟なものですから、ADHDと診断

される状態を抱えていると環境の変化には上手く

対応し難い部分があるでしょう。

その辺りについてのフォローを考察するにも

他の要素は大きな意味を持ちます。

この方は太陽と海王星のトライン等の仕事に必要な

才能も持ち合わせています。

才能と周囲の理解・協力(保護)というセットの観点で

ホロスコープを見直して再構成すると、大人の

ADHDは対処出来るのではないでしょうか。

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