第2ハウスの月の育て方の本質

第2ハウスの月はお気に入りのもので

プライベート空間を作り上げると元気に

なりますが、そのことについて少し

考えてみました。

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第2ハウスは自分と所有・収入・才能等との

関係を表すハウスですが、その根幹はには

自己保存の本能があります。

自己保存の方法に最適なので金銭や収入が

象意に当てられるわけですが、マンモスを

狙っているような時代であれば、狩猟能力や

捕ったお肉の量とかが象意になっていたかも

知れません。

そのようなハウスに月があると、自己保存に

関する満足、つまり自分の欲求にとても

敏感になります。

幼少の頃は身体の快適さや食事面でしょうが

成長すると購入したい物や自分に豊かさを

もたらす知識や能力、人間関係等、そして

その最終ゴールである金銭そのものが

重要になります。

これは守銭奴と言ったような意味ではなく、

財産に関する様々な要素が自分を満たすために

必要であると強く感じるからに他なりません。

基本的に第2ハウスにある天体は自分を守る

ために使われます。

この場合の守るは快適な環境を与えるという

意味において実行されます。

快適な環境イコールお金といった繋がりです。

月は受動的で不満や満足感といった生存に

関する基本的な感情を左右しますから、

第2ハウスに月があるタイプの人は上記した

ように豊かさをもたらす様々なものが、他の

ハウスの月よりも気になるのです。

現代はお金があればたいがいのことは、

出来そうに思わせる時代ですから第2ハウスが

お金という位置づけになっていますが、

第2ハウスの月が本当にこだわるものは

お金が実現するこだわりの快適環境です。

もっと言えば、その快適な環境(衣食住含む)が

作り出す気分です。

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第2ハウスの月のサインやアスペクト次第で

こだわりの快適さは様々ですから、その客観的な

部分を通して自己開示していくことになります。

月ですから積極的に自分を開くというよりも

自閉的にならないという意味や親しい人と

その快適性を共有するという意味です。

アスペクトが全くないと安定することは

かえって困難になります。

それもこれも結局はお金じゃないの?という

見方も出来ますが、月にはお金で買える物質部分と

気持ちを繋ぐ要素があって、そこがデリケートな

場合は自分自身による手仕事でなければ上手く

機能しないということもあるわけです。

そのような手仕事を行うことを可能にするのも

お金だよね、と言えばやはりお金ですが、鬱に

なる人が気持ちと身体を上手く繋げないように

それらをスムーズにするホルモンの分泌を

促すようなものまで含めると、お金を出しても

手に入らない満足感というものが存在します。

そのようなニーズを抱え易い第2ハウスの月は

月的な環境を強烈に欲しがります。

そしてそれが満たされなければかなり我がまま

ですし、満たされれば自閉的でもあります。

しかし、このような性質は他のハウスよりも

努力の結果、かなり満たされ易いことを意味

するので恵まれた月のハウスだと考えています。

ホロスコープ自体はデザインみたいなものであって

それを本人が生きなければ実際の命にホロスコープに

示されているようなリズムは十全に生まれません。

やはり能動的に取り組むという態度があって

初めてその資質が開きます。

第2ハウスの月に限らず、このハウスの天体は

どのようなコンディションであっても努力した分が

現実の幸福に跳ね返ってくるので、創意工夫

し甲斐がありますし、満たされ過ぎて、そこから

出て来たくないと思えるのは良いことです。

そこまで満たしてあげてから、また出て来れば

良いわけであって第2ハウスの月はまずは

一生懸命可愛がって育てるものです。

どのように可愛がるかは、それぞれのサインの性質や

アスペクトの状況を考慮して下さい。

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