ジュノーと土星のコンジャンクションの相性は
基本的に良いものとは言えませんが、例外的に
良い働きをする場合があります。
その例に付いて書いています。
小惑星は普通、天体の10分の1くらいの影響しか
考慮しないような存在なのですが、なぜかスルー
し難い働きをしていそうなジュノーです。
パートナーの子供っぽさは、嫌いな要素でなければ
まぁ何とかなるとしても旦那デスノート扱いしたく
なるようなうざい相手だと別れたり、離婚原因に
なったりする場合もあります。
それが恋人やパートナーの個人天体と
自分のジュノーとの相性です。
基本的には大きな影響を与える天体が大切という
前提で考えますから、小天体のチェックまでは
なかなかしないものです。
女性側がジュノーで男性側が土星との相性が
コンジャンクションの場合です。
ジュノーと土星のコンジャンクションの本来の相性
例えば牡羊座のジュノーを持った女性が牡羊座の
土星を持っているパートナーとそれぞれが
コンジャンクションの場合です。
(小天体のオーブはタイトに取ります。)
女性側(ジュノー牡羊座)の自由に振る舞う姿勢を
愛情を持って認めて欲しいという気持ちは
恋人やパートナーから激怒される原因になります。
土星は自分のパーソナリティーを守る境界線
ですから、男性側(土星側)から見れば、それを
乱すような行為に映るのです。
男性側(土星側)からすれば安全の危機です。
男性側(土星側)からすれば非常にシリアスな
問題に直結するので見過ごせません。
現実の生活の崩壊に繋がっていきます。
下手すればDV問題に発展します。
女性は何故、ありのままを愛して欲しい
だけなのに激怒されるのか理由が分からず、
全人格を否定された気分になります。
愛情は金銭面を支える柱ですから、このような
相性関係が長期化すると男性側(土星側)は
大きな金銭問題を抱える可能性が高くなります。
男性側には常に離婚の2文字が頻繁に頭を
よぎるようになります。
実際に他の良い要素や何らかの縛りがなければ
離婚に繋がるでしょう。
例外的なジュノーと土星のコンジャンクション
の相性の長所
しかし、長期的に見た場合この相性が良い働きを
する場合があります。
それは男性側(つまり土星側)の自己防衛的な
境界線が少しずつ広がっていくことです。
以前ヨッドの育て方という記事を書きましたが、
土星や火星がヨッドに絡んだり、ヨッド過多の
ホロスコープを持っている人や太陽や月といった
個人のキャラクターの柱となるような天体の
ヨッドに土星が絡む場合は、その人の人格の
幅を恐ろしく狭くしてしまいます。
これは生き方としては非常に不幸です。
好きに扱って良いものが100個目の前に
あったとしても、10個弱くらいしか
選び取れないことになります。
このようなヨッド持ちのタイプの人は太陽が
どんなサインであっても何かに拘束されている
ような感覚がつきまといます。
実際にそのような状態に置かれることも
稀ではありません。
普通の暮らしをしていれば入院程度ですが、
監視されるような場合もあります。
このように生き辛いヨッドですが、この狭い枠を
広げてくれるのがジュノー側の存在です。
ヨッドは生きられる領域を狭くすることで
ある種の特化した目的に沿うキャラクターを
作り出す強制的な働きがある反面、情緒的には
不幸な存在です。
能力の形成に関しては、悪影響が出るように
見えますが、息苦しいくらい人格の幅が狭くても
能力を扱えませんし、幸福か不幸かと言えば
土星を含んだヨッドが作り出す狭い許容範囲を
広げてくれるジュノー側との相性は大きな
助けになります。
そのことが理解出来るまでは修羅場が何回かある
でしょうが、縁がある相手ならば、お互いを
修正するのに必要な経験になります。
本当に合わなければ交際中に別れます。
何かしら他に相性の良い部分が土台にあって
土星側の自分自身も窒息しそうな許容範囲の
狭さやジュノー側の愛上面に抱えている何らかの
問題が解消されていきます。
将来的にお互いが納得出来るラインが複数
表れますし、愛情に基づく善いレベルで
落ち付きますから、根気よく理解を
深め合うことが大切です。