第2ハウスにある水星は自己保存の現代版
としてお金を稼ぐための知性といった側面が
強くあります。
これが江戸時代とかで農家の人たちが
お百姓さんと言って百の生業を持って
生計を立てると言われていた頃は
第2ハウスにある水星も様々なパターンが
あったかも知れません。
知性は道具と同じで目的に応じて実際の
働き方はいくらでも変わります。
現代の第2ハウスにある水星は、このような
状況から水星のサインやアスペクトを作っている
天体によって、その能力を考えると実際に
近くなります。
どのような性質を帯びる水星であって
その知性を利用して財産を築きあげようと
することには変わりありません。
本来、水星だけにこのようなキャラクターを
被せていくのは無理があると言うか、それだけが
全てというわけではないのですが、無自覚に
利益になるような考え方をする傾向はあります。
これは第2ハウスにある火星等も同じで、お金儲け
に燃えるような解説が一般的ですが、太陽や月の
状況によっては、火星の行動の動機が異なったり
発揮されないのも当然です。
ですから第2ハウスにある水星も太陽や月の
ハウスやアスペクトと併せて考えないと
期待した第2ハウス的な水星の働きをしない
ことも多々あります。
そのような意味では道具的な意味合いが強い
天体です。
第2ハウスにある太陽や月以外の天体や感受点は
そのような能力を持っているけれども使うか
どうかは別くらいに考えて、どうやって使うかは
意識の持ち方次第と考えた方が良いかも知れません。
ただ遠い天体(土星、天王星、海王星、冥王星)等と
アスペクトを作っていると水星を使ってみたく
なる気持ちが湧き易いかも知れません。
ただ一般的に思い浮かべる金運に関して海王星は
向かないものになりがちです。
能力として扱ってマネタイズする方法は別に
考えた方が良いでしょう。
第2ハウスの感受点は芸術的才能やセンスとして
捉えるとバリエーションがバリエーションが
広がります。
第2ハウスに感受点があると世間的な評価とは
別にして高い絵画を購入したり、自分の美的
センスに確信を持ち易い傾向があります。