ライターはwankoです。
第3ハウスに付いて基本的なことを書いています。
ハウスとは何かを考える 第3ハウス
第3ハウスは知性・兄弟姉妹・家の近隣などを表します。
よくコミュニケーションを表すとも言いますが、
第3ハウスの特徴が双子座に近いことを考えると、
人を出し抜くイメージの方が近いでしょう。
三番目のサインで柔軟宮である双子座が、活動宮、
固定宮と続く牡羊座・牡牛座の調停であるように、
第3ハウスは、第2ハウスの本能的な所有欲により
損なわれた第1ハウスの魂の自由をもう一度復活させ、
第2ハウスの持ち物で遊びつつその応用的な
活用法を鍛えます。
第2ハウスと第3ハウスの相違点は何でしょう?
第2ハウスは体内感覚として、例えば美味しいものを
食べたときの満たされる感覚を想像すると
分かりやすいですし、第3ハウスは同じ体を
使う感覚でも、例えば声をうまく出して歌えたときの
心地よさみたいな外に向かうものです。
歌うというのは皮膚領域の外に向かう主張です。
偶数のハウスは内向き、奇数のハウスは外向きです。
第3ハウスは第2ハウスで手にいれた資質を
外に向かって表現するのです。
第2ハウスで獲得した肉体を、外にある環境に
適応させなくてはなりません。
心理・情緒面の発達は第4ハウスまでおあずけです。
皮膚の外側、あるいは家の外は自分とは異質な、
違和感のあるものも存在します。
怖い、と思うこともあるでしょう。
守りに入って後退するか、それとも躊躇無く
出ていこうとするかによりその子供の行動力、
適応力、知性の発達に差が出るでしょう。
ホロスコープチャートで第2ハウスが強く
第3ハウスが弱いなら、外界の環境に興味が
薄いでしょう。
逆に第3ハウスが強いなら外の刺激をより強く求め、
異質な他者と渡り合う知性が発達します。
第3ハウスが強すぎると内感覚としての実感が
損なわれ、何やら軽い人に見えるでしょう。
今日の科学技術は、我々の所有物の使い方を
応用することで発達してきました。
第2ハウスは巨大なエネルギーの倉庫なのです。
そこから第3ハウスは強烈なパワーを引き出します。
しかしそこに「何のために」という哲学が欠けると、
安易な方向にのみ傾き、人間生活のバランスを
破壊します。
知識を誇り、無知な人をバカにする人がいるとすれば、
第3ハウスが暴走してるのでしょう。