第9ハウス

ライターはwankoです。

第9ハウスに付いて基本的なことを書いています。

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ハウスとは何かを考える 第9ハウス

第7ハウスで人は初めて社会的な個性を得て、

第8ハウスの集団化された圧力のなかで一旦否定されます。

12ハウスの前半でもそうでしたが一番目にあるものを

二番目は否定し、次の三番目では一番目に得たものを

調停的に再生するという流れがあります。

第8ハウスの集団的な力を手に入れた後で、

もう一度第7ハウスの個性の自由を再生させるのが

第9ハウスです。第7ハウスにはまだ無かった集団性を

相手に考えることができるようになります。

第8ハウスは対応するサイン・蠍座と同様ひとつの集団

とかひとりの異性との関係の中に深く入り込み周りが

見えてないため?、自分が関わっている相手が唯一

だと思い込んでしまうのです。

しかし一歩共同体や組織から抜け出すと、これまで

自分が知る組織とは異質のものがあることを知ります。

そして知れば知るほど世界には似たようなものが

いくらでもあると気づき、同時に第8ハウスの強力な

支配力は姿を消します。

日本しか知らなかった日本人が外国を回り様々な

国の文化に触れ比較するようなものです。

第8ハウスは個人の感覚に根付いた力ではなく、

人と人との繋がりで形成された象徴的なもの、

蠍座的『水』のサイン的な心理を支配する強い

影響力に満ちています。

第9ハウスでは、この第8ハウスの力から自由に

なるためにその意義や意味を理解しなくてはなりません。

学術や学校は第3ハウスと第9ハウスに対応します。

第3ハウスは第2ハウスを活用し具体的な技術に関わります。

第9ハウスはというと、第8ハウスの人と人を

結びつける象徴的な力を使いこなすことになり、

哲学や思想など抽象性を持つもの、形而上的なものに

係した事柄を扱うことになります。

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また第9ハウスは、宗教の部屋とも呼ばれます。

しかしこれは信仰という意味ではありません。

信仰は第8ハウスに属します。

例えば神の威力を実感するには、そのようなパラダイムの

中に生きていなければなりません。

キリスト教的「おはなし」の中に生きていれば

天使を幻視するかもしれません。

別の神話や宗教の「おはなし」の中で生きていたら

天使は存在せず見ることもできないでしょう。

第9ハウスでは、天使とは何か、何を意味しているのかを

探りつつ、別の「おはなし」などと比較しながら

その抽象的な意義を抽出しようとします。

ここには天使を見たときの感動は存在しません。

使のリアリティーを感じるには、第8ハウスが象徴する

「おはなし」の中に生きていなくてはならないからです。

第9ハウスは精神性を示しますが、世の中の

常識の範囲から逸脱はしません。

第9ハウスは次に控える第10ハウスと第8ハウスを

ぐ媒体なので、異常な境地にはまった集団性や

対人関係などに社会性をもたらす作用もあるからです。

学校で学ぶ学術的な考え方と、世の中の基準から

逸脱した神秘主義的考え方との間で葛藤している人には、

第12ハウスと第9ハウスとの間で鋭いスクエア(90度)が

働いたりすることが多いものです。

第9ハウスは海外なども意味します。

こんにち海外は決して遠い場所ではなく時には

国内よりも気軽に安価に旅行できるようになりました。

日帰り旅行を第3ハウス、日帰りできない距離を

第9ハウスと見なす考え方もあります。

第9ハウスに射手座など海外を示すサインが

入るとさらに強調されます。

他にも第9ハウスは出版、教養などの意味もあります。

ですから第9ハウスが強調されていても一度も

海外旅行しないケースは多々あります。

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