第8ハウス土星の結婚運

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土星のあるハウスはろくな書かれ方を

しませんが、特にこの第8ハウスに

関しては散々な状態です。

土星の真の役割はその人にとって危険な

ことに関してじっくりと時間をかけて

成長させることにあります。

確かに第8ハウスはいったん閉じ込められると

逃げられない世界ですから、負荷がかかる量が

他のハウスに比べて大きくはなります。

ところがこのような性質は他の天体が

第8ハウスに入っても同じことです。

第8ハウスは霊的な自分をコントロール出来る

唯一のハウスです。

霊的な自分と身体側の自分がセットで人間ですが、

霊的な自分は水のサインのハウスを生きています。

ところが第4ハウスも第12ハウスも自分の意思で

直接的にコントロールすることは出来ません。

第8ハウスは自分自身の結婚生活でもありますから

自分でコントロール出来ます。

そこに土星があれば、じっくりとコントロールを

行うことになります。

じっくりとは何らかの形で第8ハウスに制限が

与えられるということです。

一般的なものは家を引き継ぐ、介護、相続問題

身内からの干渉等々です。

ここだけみると面倒です。

特に太陽星座や月星座が風や火の人にとっては

辛いでしょう。

しかしこのような制限が厄介事になるのは

霊的な自分に意識を向けないからです。

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第4ハウスや第12ハウスを味方につけなければ

第8ハウスは完全密室になって、完全に第8ハウス

土星の一般的なイメージになります。

どんなハウスと天体の組み合わせもそうですが、

様々な相(占星術的には相)が無限に重なっています。

トランプのカードのようにその一つを引き出す行為を

運勢と言います。

第8ハウスの土星が霊的な自分を見出さずに

形だけになると、

用心深く心を通わせない態度、

感情面のワンパターン化、

性的な関係性の義務化や抑圧、

と言ったような出入り口を閉ざしたような態度になり

このような態度を結婚生活で行えば、結婚運が

良いとは言えないでしょう。

しかしこのような形にしてしまうおかしさは

人は工作機械の部品でもなければ占星術の解釈は

そのような機械の仕様書でもありません。

何ハウスに土星があるから、キロンがあるから

このような形の不幸があるというのは

何層にも積み重なったトランプのカードの1枚を

引いただけに過ぎません。

その1枚を言い訳に使って悪い運勢を正当化

しているだけです。

決してホロスコープに表れているからそのような

現象が起こるということではないのです。

キツイ言い方をすればホロスコープに責任を

押し付けたり言い訳に使っているだけです。

土星は過剰な木星の働きをセーブする働きもあります。

第8ハウスの土星に限りませんが、この土星が

持っているアスペクトの影響の意味合いの方が

はるかに重要です。

第8ハウスの土星というだけでは第8ハウスの

象意を常に安全装置をかけながら成長しようとうする

意図を表しているだけです。

確かに土星があると間口は狭くなりますが精神的に

深めることで素晴らしい結婚生活を送ることは

十分に可能です。

それは霊的な自分に軸足を置くことです。

自分のホロスコープの第4ハウスや第12ハウスに

第8ハウスを通して実際的に働きかけることで

第8ハウス(結婚生活)を深い部分で豊かに

することが出来ます。

第8ハウスに土星がある人こそその辺りに意識を

向けないと身動きが取れなくなります。

例えば第7ハウス(人間関係)に土星があるからこそ

人間関係に対して自由というスタンスもあるのです。

これは第8ハウスも同じです。

本当に怖いのは第8ハウスに土星がある人が

土星の保護の恩恵を失った時です。

自分の第8ハウスに土星に自信が持てない場合は

きちんとした人に第8ハウスを始めとする結婚生活の

運勢について明るい面を見てもらって下さい。

当たり前ですが、どんなに素晴らしいホロスコープでも

何も努力、工夫もせずに放置すればつまらない運命に

なります。

第8ハウス土星というカードは1枚ではありません。

極端に言えば第8ハウスに土星がある人類の数だけ

第8ハウス土星の運勢を書いたカードは存在します。

どれを引くかは本人次第です。

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