占星術 金星 その1

ライターはwankoです。

金星に付いて基本的なことを書いています。

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10天体が表す役割について ③金星
月、水星の次、三番目は金星です。
三番目は一番目の調停的な再生を意味し、金星の年齢域
である十六歳から二十五歳の発達段階で月と似たような
働きがクローズアップされます。
外への強い関心や苦手でもあえて接近するという水星を
経過した後なので、月と比べて新しい体験に対し
感性として馴染んでいくところがあります。
月は新たな楽しみを決して開拓せず、いつまでも
覚えたことを繰り返す、眠りの中で働く自動装置です。
それに対し金星は次々に新しい楽しみを見つけ趣味を
バラエティー化します。
水星体験を踏まえた上での月の再来です。
金星期では情感が豊かになり、芸術に感動したり
恋愛に熱中したりします。
水星期とは異なるアプローチで世界を見ています。
楽器の演奏を例にとると、演奏の技巧は水星、
音楽の表現力の豊かさは金星が司ります。
もしも水星の能力だけで楽器を弾くと、正確だけど
ロボットが演奏してるように無味乾燥な音の
羅列になるでしょう。
金星の能力が加味されて初めて人の情感を揺さぶる
音となるのです。
さらに音楽を通して人の心の深いところに訴えかけるには、
金星や水星だけでは役不足です。
他天体の発達も加わらなければなりません。

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金星が支配しているサインは牡牛座と天秤座です。
牡牛座が表すのは自分が所有したい物。
また天秤座は対人関係でのバランスを表しますから、
他人への関心や愛情、人との交流を楽しむという
性質があります。
水星は「分化」することで発達しますが、金星は
それとは反対に「同化」することで発達するのです。

個人の領域である牡牛座では自分の手の内にあるものに
同化し、集団の領域である天秤座では自分の外にある
対象に同化します。
個人のホロスコープで金星のアスペクトや金星の位置が
強い(牡牛座、天秤座、第2ハウス、第7ハウス)場合、
活発な思春期になりいろんな情感が通りすぎるでしょう。
たアスペクトに緊張状態が多ければそれは
苦しい感情体験を表します。
たとえ金星期の思春期を通りすぎても、多くの人が
その体験にかなりの執着を見せます。
なぜなら金星は、終生続く情操的な鋳型を形成し、
その鋳型に沿って感動する対象が決まってしまうからです。
金星と月はしばしば類似してると言われます。
それは共に「感じる」ことを主眼にした天体だからです。
月は地球、金星は太陽に従属し、月は過去、
太陽は未来を示します。
月は過去に馴染んだものに基づき快・不快を感じますが、
金星は新しいことに楽しみや期待感を感じます。
人生を発展させていく太陽の目的のために、金星は
回しをしていくと考えてください。
それが月の狭い快・不快の反応をもっと柔軟に広げます。
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