占星術 太陽-1

ライターはwankoです。

太陽に付いて基本的なことを書いています。

太陽は内容が多いので、複数回になります。

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10天体が表す役割について ④太陽

西洋占星術は地球中心の「天動説」で

成り立っています。

ここで用いられる太陽の周期は、実は太陽の周りを

回る地球のことをいっているのです。

だから占星術の太陽は、太陽系の中心のことではなく、

太陽の中に地球を投影しているに過ぎません。

太陽系の中で唯一決して動くことのない絶対的なものを、

有限の存在である人間の価値に置き換える。

つまり私たち人類を、太陽系の主人たる太陽と

同等のものと見なす考え方なのです。

この大それた天動説的な理屈のなかに

「占星術の太陽」の意味が隠されているのです。

さて、太陽の発達年齢域は二十六歳から

三十五歳までです。

太陽期以前に経過する月、水星、金星の育成期は、

基本的には受動的な面の発達を表します。

人が生きる上での真の意味はこの段階では

発掘されていません。

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ところが太陽期に入ると、それまでの受動性から

転じて自分で人生の意義を生産する体験をします。

受動性から能動性に切り替わった段階で、占星術の

太陽に表れる事柄へと人生観が変化するのです。

太陽は獅子座の支配星(ルーラー)です。

獅子座は、蟹座の「共感」する能力、人間性の

源から吸収した心理的表現力を、外界に向け

表明しようとします。

太陽期は、何かを得ようとするときに自分のなかで

意欲的に意思表明することで、結果的に外界からの

チャンスを引き寄せるという現実を認識する時です。

ピンチの時自分を信じ『大丈夫』と言い聞かせ、

行動することで結果的に助かる、そんな経験を

するかも知れません。

そうは言っても、実際にこうした太陽の真の力を

発揮することには多くの人が困難を感じるでしょう。

特に最大の試練が『サターン・リターン』です。

これは出生図の土星の位置にトランシットの土星が

回帰する時期で二十九歳前後に起こります。

サターン・リターンの時期には、これまで自分を

支えていた自己尊重感が、実は親や先生など周りの

大人から与えられた価値観を模倣していたに

過ぎないと気づかされます。

土星が一巡し回帰することで、それまでの土星の

価値観が一度死んでしまうのです。

これ以降、人生の最終的な達成イメージを、自力で

発掘しなくてはなりません。

そして太陽の力がどこに向かえば良いのか判明します。

太陽は土星の基準に沿っていかないと活動できません。

サターン・リターン以前の時期、土星はまだ借り物の

人生達成イメージを持っています。

従って太陽もまた借り物の目標に向かって走ります。

誤った努力による労力の無駄が起きやすい側面があります。

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