ICがカスプである第4ハウスの天体は
精神の深い部分に働きかけることで
自分自身の独自性を伸ばしていこうとします。
このハウスに太陽があるということは
第4ハウスの基本サイン(星座)である
蟹座と似たような意味を持ちますが、
ハウスは実際の現場を表していますから
失敗しようが成功しようがそのハウスの
テーマに沿って活動します。
そうすることでその天体の目的が果たそうと
試みるのです。
そうなるとサイン(星座)は何?ということに
なりますが、サイン(星座)は性質を意味します。
性質ですから感覚的に理解し易いですが、
行動に表すかどうかは別問題です。
そう言った意味では第4ハウスに太陽がある人は
蟹座的価値観を行動に移すタイプの人です。
第4ハウスに太陽牡牛座がある場合
結論から言えば割と居心地の良い組み合わせです。
牡牛座の太陽も育て守る資質がありますし、
第4ハウスにある太陽の蟹座的行動と形式的には
それほど矛盾がありません。
ただ牡牛座の太陽は自分の感覚が中心にあるので
蟹座的行動のイメージである母親っぽい優しさとは
違ってきます。
何よりも牡牛座の太陽が第4ハウス的行動を
することで自己限定の範囲が広がり過ぎて
自分だけの世界でコツコツ出来ないストレスを
感じることもあるでしょう。
グループ全体の方向性や守りや育成といった
少し大きな視点が求められます。
グループと言っても第4ハウスですから
縦のグループである家系、一族といったグループを
考えた方が自然でしょう。
その発展のために努力する生き方が一般的でしょう。
ただ蟹座的行動行動ですから、牡牛座の太陽と
言えども血縁関係にこだわる必要はありません。
それどころか血縁関係という枠を超えていくことを
求められる場合もあるでしょう。
そのような場合は、「兄弟の契り」のような
他人であっても血縁関係のような結び付きを
作ろうとする可能性もあります。