自閉症のホロスコープについて(HSPも含む)

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自閉症のホロスコープについて書いています。

HSPにも関連があります。

占星術的ポイントは2つです。

(1)第12ハウスにある天体。

(2)第12ハウスの支配星のコンディション。

(1)まずは第12ハウスにある天体に付いてです。

第12ハウスに天体がある怖さは、第12ハウス

というイメージの良くない象意で語られるから

ではなく、年齢と共にこれらの天体が早々に

アセンダントを通過する時の衝撃にあります。

ある程度大人であれば、自分の身に起こった

事実をそのまま受け止めて解釈出来たとしても

幼児期(場合によっては7歳から15歳含む)は、

その人がどのように受け止めるかまったく

分かりません。

前向きに言えば、一般的な占星術の解釈では

まったく追い付かないようなイメージが

個々人の内面に与えられます。

この個々人に与えられたイメージをホロスコープ

から具体的に考えることは不可能でしょう。

それは先祖の因縁や本人自身のスピリチュアルな

資質を初めとうする様々な影響が深い記憶に

刻印されるからです。

個人が意識出来る第12ハウスに蓄積されるものは、

本人自身の成長の過程を通して経験されたものが

自分の中で咀嚼された結果、必要なものだけ

エッセンスとなったものです。

ところが第12ハウスに天体がある人は、人生経験が

無いどころか、自分に流れ込んで来た印象を理性で

判断出来ないタイミングで何者かに内面を

こじ開けられるような体験をします。

年齢的に個人の体験がないわけですから、まるで

他人に心をこじ開けられて自分と関係のない記憶を

与えられるようなものです。

そのイメージが肯定的なものであっても否定的な

ものであっても上手く自分の感覚と繋ぐためには

後付けのような形でキャラクターを作る必要があります。

人によっては前世というキーワードを持ちだすかも

知れません。

このような影響によってHSPになっている場合で

専門機関に相談すると因果関係が不明ですから

病名を付けられる可能性もあります。

実際に昨今は精神的な病気のカテゴライズが細分化

しているので病名が付くでしょう。

このような形で幼児期にある種のイメージに

取り込まれてしまうと自閉症的になります。

その程度に従って協調性のない子供と評価される

場合もあれば、自閉症と診断される場合もあります。

冒頭の方で「この個々人に与えられたイメージを

ホロスコープから具体的に考えることは不可能

でしょう。」と書きましたが、第12ハウスに

入っている天体やそのサイン(星座)、アスペクトで

方向性みたいなものを予測することは出来ます。

しかし本人に憑りついているようなイメージを

知ることは本人自身が余程何らかの高い能力が

なければ、ビジュアライズしたり言語化することは

不可能です。

不可能と書きましたが、もし子供がこのような

タイプの人であれば、親はビジュアライズしたり

言語化することを手助けすることは出来ます。

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何かを押し付けることは出来ませんし、一方的に

環境を与えることも難しいですが、独特の感性が

トラブルの元凶にならずに強味になるような生き方を

考えてあげてさり気なく導くことは出来ます。

結果的にそのような導きから、そのような子供に

合った生き方を子供自身が気が付けば大成功です。

(2)第12ハウスの支配星のコンディション。

自閉症のホロスコープに関して注意を払うべき点が

もう一点あります。

どちらかと言えば、こちらのパターンが多い

かも知れません。

第12ハウスの支配星に対して不要な圧力が

働いていないかチェックする必要があります。

先天的には、第12ハウスの支配星と他の天体の

165度のアスペクトや他の緊張感の高い

複合的なアスペクトです。

165度のアスペクトは、大雑把に言えば強迫観念です。

アスペクトを構成する天体は個人天体に絞って

考えた方が良いでしょう。

世代的な天体(木星以降)だと、ほとんどの人が持ちます。

ただその世代的な傾向に対して繊細な月を持つと

その世代の鏡のような存在になって表れる場合もあります。

強度の自閉症はともかく、HSP程度(hspは病気ではない)は

全体の5分の1という発表もあるくらいですから、あまり

神経質に考える必要はありません。

多くの人が折り合いを付けて何とかやり繰りしています。

一般的に自閉症と診断されるタイプは行動をコントロール

し難い第12ハウスに火星があるタイプの人です。

この火星と月がインコンジャクトだったりすると

余計に緊張感が高まります。

突発的に暴力も働いたりして親としてはとても

心配するでしょう。

逆に言えばトラインを形成していると穏やかになって

余計に自閉する場合もあります。

他の天体の場合は同じように苦しんでいても

外側からは分かり難いでしょう。

このような微妙なホロスコープは、一つの記事で

書き切れるようなものではありませんが、もしこの記事を

読んで頂いた方で自閉症っぽい資質やHSPっぽい感じで

悩まれている場合は、病気ではなく個性の一つとして

このようなホロスコープのパターンがあると知って頂けると

何となく楽になれるかなと思います。

そしてそのように受け取れるレベルであれば自分自身や

子供に憑りついているイメージの理解に努めることが

一番の解決になります。

慣れない間は大変と思いますが、自分に憑りついている

ものを飼い慣らすことが出来れば、それは守護霊のような

働きをします。

実際、現実の自分の体験と関係なく憑りついたイメージ

ですから心霊的、スピリチュアルな働きがあっても

不思議ではありません。

ただ子供にそのような心配がある場合は、一般的な医療の

視点と併せて見守るバランスが必要です。

ただガチガチに心の対策をすると抑圧になります。

大切なことは柔軟に仮説を立てることです。

心の問題を完全に他人に任せることは非常に危険です。

たとえ相手が専門家であっても心の問題は相手の

心を一時的に借りて自分を立て直すという能動性を

放棄すれば死ぬまで薬漬けです。

自分のことであっても子供のことであったとしても

主体性を放棄したら絶対に良くなりません。

どんなに苦しくても主体性を手放さなければ

それは個性として守護する存在になります。

それは他人が持っていない答えを用意することですから

大変ですが、自分にしか分からない飛び切りの幸福に

アクセス出来るようになります。

そのような価値観を他人に対して役立てるようになる

ことが、本当に求められている姿です。

自閉的なホロスコープを解明する実例

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