このような悩みは漠然としたものですが、
多くの人が悩まれるのも事実です。
精神論や客観的な事実として今しか
生きられないのだから将来のために
今を犠牲にしても仕方がないという言い方も
出来ますが、そんな理屈を考えても悩みは
解決しません。
占星術的な解決方法を書きたいので
悩む理由は割愛します。
結論を言えば、今と将来を分けて考えてしまう
理由は不安です。
不安がその人の価値観を断絶してしまっている
状態が今を優先するのか将来を優先すれば
良いのか分からなくさせてしまっています。
そもそも今の延長線上に将来があるわけです。
誰でも明日死んでしまうかも知れない可能性が
ある以上そのような悩み方自体に意味はありません。
根本的な原因は理由はともかくも不安にあります。
そして「将来と今はどちらが大切か?」という
不安の一般的な核心はお金です。
東京オリンピックの恩恵に与るつもりでいた
人たちはコロナウイルスの影響でこのような
事態に陥るとは思ってもいなかったでしょうし、
普通の年であってもお花見がなければ
お弁当屋さんはがっくりでしょう。
現代の不安は将来の収入問題とすり替わっています。
これは当然です。
収入が無ければ生きていけません。
便利な世の中ですからお金があれば何とか快適に
生きていけると思えます。
それ以外の問題も沢山ありますが、一般的な
将来の問題としての不安は、社会から得られる
収入についてです。
占星術的な視点で社会から得られる収入を
考える場合は木星を見るのも一つのやり方です。
1、木星のサイン(星座)は何でしょうか?
2、木星はどのようなアスペクトを持っていますか?
木星が持っているアスペクトは木星がどのように
生かされているかを知るために重要です。
2-1、相手となる天体や感受点は何ですか?
2-2、その天体のハウスはどれですか?
木星がどのような資質と結び付いて
社会から収入を得るのかを教えてくれます。
3、木星はどのハウスの支配星でしょうか?
木星が大切ですと書くと木星のあるハウスが
気になるかも知れませんが、木星がコントロール
しようとしているのは木星を支配星としている
ハウスです。
つまり射手座のカスプを持つハウスです。
第5ハウスに木星があったとしても、第8ハウスの
カスプが射手座であれば第8ハウスの意味を
調べるということです。
意外に思われるかも知れませんが、1~3で
木星で考える社会から得られる収入のイメージは
かなりつかめます。
4、木星のあるハウスもチェックします。
「3」からの流れで言えば第8ハウスの支配星が
第5ハウスにある状態や第5ハウスの木星の意味も
抑えるとより理解出来ます。