金星は恋愛の主役になる天体です。
他にも水星と一緒に太陽をフォローすることで
夢を叶える手伝いをしたりします。
女性にとって金星は、愛される時の好みです。
例えば金星が射手座の女性であれば
お互いの可能性を伸ばしていけるような
成長を期待させる関係を期待します。
このような金星を持つ女性が、何らかの
理由で恋愛に臆病な場合があります。
金星が射手座であれば本来は自由に恋愛を
楽しめるタイプです。
それでも心に傷があると恋愛を楽しむよりも
自分の世界(好きなこと)に没頭する陰キャに
なってしまう傾向があります。
当然と言えば当然です。
心に傷があるとネガティブになりがちですし、
そこから生まれる習慣が新たなコンプレックスを
作り出します。
このような流れで陰キャになるのは、当然ですが
金星射手座の女性だけではありません。
占星術的に言えば、金星とキロンのアスペクトが
あるタイプの人です。
ところが心の傷があるが故に激しい恋愛に駆り
立てられる場合があります。
金星とキロンのトライン(１２０度)です。
もちろん、引き金になるトランジットが
必要です。
今回はアスペクトで取り上げているので
オーブの制限があります。
一般的にオーブは６度です。
狭い方が働き易くなります。
サインの組み合わせとしては、以下の４パターンです。
金星とキロンの組み合わせが、牡羊座、獅子座、射手座。
金星がとキロンの組み合わせが、牡牛座、乙女座、山羊座。
金星とキロンの組み合わせが、双子座、天秤座、水瓶座。
金星とキロンの組み合わせが、蟹座、蠍座、魚座。
セクスタイル(６０度)もこのような傾向がありますが、
トラインよりも客観的な意識が残っているので割と
冷静です。
トラインの自閉的な性質は一度走り出すと自分の
力だけではその気持ちから抜けにくい面があります。
金星とキロンのその他のアスペクト
別の機会に詳しく取り上げることがあるかも
知れないので簡単に書きます。
金星とキロンのコンジャンクションの場合
月と海王星のアスペクトのように繊細さと
感受性の豊かさが同時に働くので自分の世界に
留まって生きれるならば幸せです。
しかし現実はなかなかそうはいかないでしょうから
自分の世界を限定することで確保しましょう。
そのような形で金星とキロンのコンジャンクションの
世界を楽しみましょう。
恋愛関係としては陰キャ同士のカップルで
趣味を楽しむイメージでしょうか。
ハウスの影響を強く受けます。
金星とキロンのスクエアやオポジション
心の傷をコンプレックスと感じる傾向があります。
このような捉え方を修正するのは個人レベルでは
難しい面があります。
第８ハウス等を利用して心の傷を肯定的に捉えて
接してくれるパートナーと愛を育みましょう。
どのような心の傷かは、ハウスを考慮すると
同時に金星とキロンのアスペクトの内容を
フォローする他のポイントも検討して下さい。
どうしても個人的に何とかしたい場合は、
第１２ハウスを扉にしてアプローチしてみましょう。