親子関係の難しさは、月星座が周囲の環境から
無分別に影響を取り込む月の年齢域(0歳から
7歳)にかけて子供の月星座が何らかの改造が
されてしまうことにあります。
これが良い面でプラスされたのか、
得体の知れない不安として残るのかで
その後がかなり変わります。
例えば月と火星のソフトアスペクトを持っている
子供は基本的に活発なキャラクターになりますが、
この月と火星の組み合わせが地と水の星座の場合は、
気持ちの高まりを作る過程で少しずつその月星座の
価値にあった気持ちを丁寧に拾い集めていきます。
それは火や風の組み合わせの月と火星のソフト
アスペクトに比べると繊細な作業です。
地や水の星座の組み合わせの月と火星の場合は
エネルギーが満タンになった後も火や風の星座の
組み合わせのように一気に解放することはなく
満タンなった状態から余った分が余裕として
溢れ出す感じになります。
じわっと元気が出ると言ったら変な表現ですが、
顔色が良いとか身のこなしが調子が良さそうとか
声のトーンが明るくなっているような形で
明るさが表れます。
このような子供の親の月星座が火の星座の場合は、
子供の言動そのものに明るさを求めます。
特に月星座が獅子座の親がそのような傾向が
強くなります。
月星座が牡羊座の場合は、子供に持続的に明るさを
要求するよりも瞬間的にイライラを感じるでしょう。
月星座が射手座の親は面白さが感じられない
子供にはナチュラルに関心が減ります。
性格は、ホロスコープ全体の問題ですが、積極的な
干渉であれ親の無関心であれ子供は影響を受けます。
子供の月星座が火星とソフトアスペクトを持っていても
月星座が獅子座や牡羊座の親のように言動に明るさを
求める場合は、自分自身のエネルギーを積み上げていく
プロセスを上手く行えなくなります。
本来、このタイプの子供はゆっくりと丁寧に準備を
しながら気持ちを高めていきながらそれに伴って
勉強やスポーツでも結果に結び付いていくのですが、
エネルギーが一定水準を超えるまえに親と接触するたびに
気持ちの蓄積がないままただ見せかけの明るさや
結果だけを作ることに意識が向くようになります。
これでは上の空でミスの多い人間になります。
深層心理の中に親が住み続けますから何らかの形で
無意識の中の親を改善しないと何歳になっても
表面的な気持ちや意識にしか繋がることが出来ない
体質になってしまいます。
このような状態を表面上は虐待とは言いませんが、
子供の精神世界には大きな破れがあるのと同じです。
子供の月星座が持つ柔軟性が腰の軽いだけに
なってしまいます。
子供自身が自分の長所をプラスに感じられない状態は
恋愛やその他の人間関係でも見た目の状態に関係なく
満たされない感じになります。
本当の自分に上手く集中出来ないことで生きることに
不安になったりする場合は、必ず親との月星座の相性が
どのように影響しているか確認することをお勧めします。
その場合は、せめて月だけでも全てのアスペクトを
見てみることが大切です。
アスペクトの意味は天体のハウス、星座、天体の度数で
少しずつ意味が変化しますから、気になる方は誰かに
見てもらうこともありです。