心の傷が多過ぎる人(キロン)と才能

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キロンが無い人は、いませんがキロンとの

アスペクトの数は、かなり個人差があります。

特定の天体や感受点とのアスペクトの数が多いから

厄介だったり幸運だったりするという意味ではなく

キロンのアスペクトが一つだとその一つの傷が

深い場合もあります。

キロンの影響が何らかの形でほぼ全ハウスに

及んでいる人もいますが、その全ての傷が

深刻とは限りません。

ただ満身創痍な感覚はあるかも知れません。

そのような人は、他の感受点を通して心の傷が

どのようにまとまっているのかを考える

必要があります。

心の傷がまとまっていると言う表現は奇異に

感じられるかも知れませんが、傷が多ければ

多いほど普通に振る舞うことは困難になります。

キロンのアスペクトが一つであれば心の傷が

深い傾向があることを書きましたが、一つであれば

無意識に押し込むことも出来ます。

心の傷が無いような感じで生活出来なくもないのです。

アスペクトが多くなると自分にも他人にも隠すのは

無理でしょう。

やはり痛いものは痛いですし、卑怯な人間は

他人の弱さや弱った人間を目ざとく見つけますから

隠し通せるものでもありません。

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このような場合は、開き直って心の傷を

開かれた感受性として才能に転化するしかありません。

傷があるからこそ敏感になれるものです。

感じられないことは才能として伸びません。

ミュージシャンや音楽家は音程に対して

繊細な面があるからこそ成り立ちます。

一流の料理人は味に敏感です。

何を食べても似たような感想しか持てなければ

料理人として一流にはなれません。

もちろん痛み自体は感覚であって才能では

ありませんから自分自身が待つ資質と感性を

上手く繋ぐ必要があります。

心の傷は、放置していれば腐ります。

必ず癒す必要があります。

その過程で癒される自分と癒す自分に

分かれていきます。

癒す自分が才能です。

癒されることだけを求める時期もあるでしょう。

しかしそれだけでは限界があります。

本当に癒されるためには自分で自分自身を癒す方法を

身に付ける段階に足を踏み入れる時が訪れます。

その時に学んだり身に付けたことは同じようなことで

苦しんでいる人に役立つことがあります。

それ以外にもその技術面を他に転用することも出来ます。

一つだけ大切なことがあるとすれば心の傷を

完全に無くそうとしないことです。

そのような状態を目指すと良くないことが多く表れます。

心の一部が死にますし、その結果心のエネルギーを

失います。

それは心の傷どころか心の一部が壊死することです。

いつまでも心の傷に苦しむべきと言っているのではなく

レアな部分を残しておく必要性を述べているのです。

キロンは感受点であって心の傷そのものではありません。

大きな視点で見れば心のエネルギーが流れる一つの

ポイントの一つです。

失って良いものではなく、何とか生かすべき

ポイントの一つです。

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