第12ハウスを利用して自分を守る方法、その3

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第12ハウスを通して自分を守る方法、その2

の続き記事です。

第12ハウスを利用するには、そもそも第12ハウスは

何かということの理解が必要です。

そしてそれを扱う水星の理解も必要です。

第12ハウスを通して自分を守るには、水星の

使い方がポイントになります。

水星は、中立な存在ですから身体抜きで使えます。

逆にそのような使い方をしなければ単なる偏差値や

記憶能力のような性能勝負になります。

この性能は、足が速いとかと一緒で遺伝的素質で

かなり左右されます。

そんなところで勝負すると自分を守ることなんて

出来ません。

上には上がいます。

力勝負で勝つなら第12ハウスを利用する必要はないでしょう。

1対1で勝てても、能力で勝っていても組織的に

追い込んで来る場合もあります。

手の込んだ最新の道具や多くの人手、弁護士等々に

お金をかけたりする相手もいます。

世の中には確実に優劣のピラミッドがあります。

人間関係をコントロールする能力、稼ぐ能力、

様々な具体的な能力がありますが、第12ハウスに

これらのものは一切ありません。

恐ろしいほど無い無い尽くしの世界が第12ハウスです。

現実的には「無」です。

しかし「無」だからこその長所がありますし、あらゆる存在は

第12ハウス(無)こそが本当のスタート地点になります。

私たちは無から心に描くものを取り出して生きています。

第12ハウスの無は現実を生きる私たちとの関係を

例えるなら無は時間みたいなものです。

どのように過ごしても24時間です。

皆、それぞれ自分自身の気持ちのままに過ごしています。

制約が多くてそれどころではないと言うのもある種の結果です。

好きに過ごして良いという条件であれば誰でも気持ちのままに

振る舞うでしょう。

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第12ハウスを利用して自分を守るということは自分の水星で

自分の「無」を扱うということになります。

そのようなことでどうやって守るのか?と思われるでしょう。

答えを先に書けば、自分の出来るやり方(水星)で「無」

(第12ハウス)にイメージ(迷い)を作ります。

やり方はともかくも第12ハウスに迷いを描く意味は

この時点では、分からないと思います。

もともと物事は心の中にあります。

「自分を守る」というキーワードに惹かれる人のほとんどは

対人関係を想像します。

トラやライオンと言った動物を思い浮かべる人はほとんど

いないでしょう。

お金を得ることで自分を守るというニーズもあるでしょうが、

それは以前、別記事に実例を書いています。

誰にでも自分らしい良さがあるのに特定の関係性の中で

マウントを取ったり取られたり餌食にしたりするようなことを

繰り返したり特定の感情を味わうために誰かをターゲットに

するようなことは多々あるものです。

しかしこれは相手を勝手に値踏みして、更に勝手に自分の

都合の良いイメージ(役割)を押しつけているだけです。

この背景に優劣に対する意識があります。

それは様々な能力、組織力等々を根拠にしています。

ですから、自分を守れない側の人間は大変だと思います。

実際問題としてこのような力の法則は、現実的に動いていて

第12ハウス的な無とは関係ありません。

ではどうやって第12ハウスを利用するのか?

本来の価値を無視して第1ハウスから第11ハウスの現実的な

力を用いてくる相手は、それらの価値を根拠にして

イメージを作り出しています。

あくまでも例えですが、

自分よりも偏差値が低ければ相手を馬鹿だと言います。

自分よりも財産が少ないと思えば相手を貧乏と詰ります。

自分の方が美人だと思えば・・・

自分の方が地位が上だと思えば・・・

いくらでも例文は作れます。

これらは、人の価値の真実に対して間違った見方です。

しかしこのような行為を大なり小なりするタイプの人は、

本気で自分の見方を信じています。

ここにウイークポイントがあります。

かなり前振りが長くなってしまいましたが、ここを攻めます。

見たいものをいくらでも見せてあげるのです。

もちろん、見たいものを見せると言っても、第12ハウスを

利用して自分を守る側の人にとって利益になるように見せます。

これが出来れば面白いくらい相手をコントロール出来ます。

そもそも相手は、真実を見ないで自分の見たいものを

見ているわけですから1ミリも疑いません。

人手を使い多額のお金を使う様は滑稽としか言いようが

ありませんが、自分が信じている見方を変えることは

上記したような他人を濫用するタイプの人には無理です。

何が何でも自分の見方を肯定しようとして無限に

手を尽くします。

このような前提を第12ハウスに水星という触手を伸ばせれば

作ることが出来ます。

モノ的な価値観を根拠(立ち位置)にするのか、

第12ハウス的な「無」を根拠(立ち位置)にするのか、

の違いで見え方は逆になります。

どちらの立場から見ても相手が迷っているように見えたり、

嘘に見えたり、悪に見えたりします。

ですからこれは戦いです。

綺麗事ではありません。

そして決して良いことではありません。

倫理的にもリスク的にも積極的にお勧めする

ものでもありません。

どちらの立場に立つにしろ身体がある以上、そこは

動きませんから動かない部分を攻撃されれば終わりです。

かなり高等な展開になりますが、自分自身の第12ハウス

(第12ハウスのイメージ)を第三者(敵対する相手の協力者)に

担わせたとします。

するとその人物が○されたら終わりということになります。

これは極論と言えば極論ですが、この世の人は身体を

持っています。

そういう限界を忘れると第12ハウスを扱う人自体が

滑稽な存在になります。

普通は第1ハウスから第11ハウスにかけて恵まれた

立場(物質的価値←これが常識)が勝ちます。

このような当たり前のことも前提条件としてきちんと

認識されている必要があります。

ただ持たない人が自分を守るのであれば第12ハウス的な

立ち位置に身をおくしかありません。

何より無料な点が長所です。

水星がイメージを作る道具であるのは分かり易いと思います。

問題は、そのキャンバスとなる第12ハウスです。

相手に作品として見せるわけです。

それは絵画的かも知れません。

演劇的かも知れません。

どちらにしろキャンバスや舞台は、自分自身の第12ハウスです。

長くなったので今回はここで終わります。

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